- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784768435823
作品紹介・あらすじ
北米大学の福祉学部で必修となりつつある「反抑圧的ソーシャルワーク(AOP)」。日本で初めて、その理論から実践までを紹介。人びとが日々感じる「生きにくさ」を構造的な抑圧から生まれるものと捉え、「変えられないもの」と思い込んでいる法や制度、社会規範に対し、支援者自身が批判的な目を向け、社会的・政治的活動をも行うことを目指す。あらゆる福祉現場の「しょうがない」を乗り越え、脱「いい子」するためのソーシャルワーク入門書。「いい子」とは抑圧構造にとって「都合のいい子」でもある。逆に言えば、「いい子」から脱し、抑圧に目をつぶらず、変えていく実践ができるならば、支援はもっと面白く、魅力的になるかもしれない。
福祉現場の「しょうがない」を乗り越えるための入門書!
感想・レビュー・書評
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AOPという概念を知るには良い一冊。
人々の生きにくさを構造的に見ていく。
当事者の立場からの理解→抑圧という視点で構造的に分析→実践
大きな関係と小さな関係が抑圧を生み出す。
構造は歴史を読み解くことが参考になる。
権力と構造の関係性を捉える。
いい子は大人にとって都合のいい子? -
言葉は難しいけど、内容に共感する。
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ドナ・ベインズ
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反抑圧的ソーシャルワークは聞いたことがあったが,どんなのかは不明だった.総括的な内容みたいなのでしっかり読む.
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社会構造によって都合よく動かされている「いい子」を脱却するための入門書。
この営みは、すべての人が自身の尊厳を感じられる多様性のある社会を構築するために不可欠なものだ。
私が読んで、なるほど感が強かったのは、次の点だ。
・個人の日常生活で発生する「もやもや」は、他人との関係性=社会のあり方に起因している
・「もやもや」は、「私」が感じるものであり、連鎖し交差するので一括りにできない
・自分の問題を、社会の仕組み=政治にまで広げ、すべてを変革させるのが重要
「社会正義を追求」といえば大それたものになってしまうが、まずは身近にいる人との小さな語りあいの場から、私も実践したいと思う。
https://www.hinagata-mag.com/think/48049
中田一会さんの『こここ』面白そうなウェブマガジンですね!
ブックマークしました。
ご紹介ありがとうございます。
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「個と個で一緒にできること」マガジンハウス遣ってくれましたよね。次どんな展開されるか興味深いです。。。
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