「困難事例」を解きほぐす――多職種・多機関の連携に向けた全方位型アセスメント

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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768435861

作品紹介・あらすじ

現場で奮闘する援助専門職のアセスメント力の向上を目指して著された実践書。
介護・福祉の分野においてアセスメント(assessment)とは、「当事者に関する情報を収集・分析し、自立した日常生活を営むために解決すべき課題を把握すること」といわれている。
従来のアセスメントでは専門職の客観的な視点ばかりが重視され、当事者の主観を尊重した支援まで届いていないことがあるという。
本書で扱う「全方位型アセスメント」では、客観的に問題を把握しつつも当事者個人の生活歴や周囲の環境を考慮し、その人らしい暮らしを実現するための見立てを構築する。
その「全方位型アセスメント」を土台として行われる支援が「全方位型支援」である。
この本では「全方位型アセスメント」の概念や手順を、豊富な例と図表を用いながら紹介する。
本書後半では、「事例検討」と呼ばれる検討会の具体的なやり方も紹介する。
多職種に就く人々がそれぞれの専門を活かして一つの事例を検討することで、より多面的で深い支援が期待できるという。
時間設定や必要なツール、注意点など、実践的なアドバイスが多くちりばめられている。

著者プロフィール

伊藤健次 1968年生まれ。写真家。北海道在住。野生の草木や動物に魅かれて北海道やロシア極東で撮影を続けている。焚火と犬の散歩が好き。著書に『アイヌプリの原野へ―響きあう神々の謡』(朝日新聞出版)、『山わたる風』(柏艪舎)、『アルペンガイド1 北海道の山 大雪山・十勝連峰』(山と渓谷社)、写真絵本に『ひぐまが語ってくれたこと』(おおきなポケット2003年4月号、福音館書店)。

「2023年 『川は道 森は家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

伊藤健次の作品

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