東芝の祖からくり儀右衛門: 日本の発明王田中久重伝

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768457481

感想・レビュー・書評

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  • よく調べてありますけど、かっこいい人なのに、ワクワク感が話にない…残念。
    それと、この著者久留米出身で、久留米藩の本も書いてあるが、話の大部分を久重本人ではなく、久留米藩の動乱について書いてある章もあり、久重と関係ない部分に重点を置きすぎている感が否めない。

    私も工学部出身。かっこいいと思うとともに、プライベートを犠牲にしてまで、研究をできるタイプではないと修士課程で修了した身なので、すごいと思いながら、羨ましくもある。

    いくつになっても衰えることのない探究心、そして結構な苦難に遭遇しているのだけれどそこで終わることなく立ち上がる気力は、尊敬に値する。

    後、もうひとつ思ったのが、「海賊とよばれた男」の出光さんと一緒で、偉大な人物には困難に陥ると助けてくれる人物がいるということ。それには、儀右衛門が縁を大事にし、人を大切にしたからこそもちろん返ってくることなのだけれど。志を同じくする門弟や仲間との交流に憧れる。

    プロジェクトXと同じで、奥さんが大変そう。

著者プロフィール

1942年福岡県生まれ。久留米商業高校卒、トッパンアイデアセンターを経てAGIOデザイン主宰。二十代より世界を回り、中国・韓国・台湾にデザイン関係の友人多数。六十歳から北海道から沖縄まで毎年訪れ、定点観測を行う。東北被災地は二〇一二年から毎年視察する。星亮一戊辰戦争研究会顧問、
著書に『ブリヂストン 石橋正二郎伝』『十二歳の戊辰戦争』『〈三越〉をつくったサムライ日比翁助』『キリシタン武将 黒田官兵衛』『東芝の祖 からくり儀右衛門』『久留米藩』(現代書館)など多数。

「2022年 『印象派とタイヤ王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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