感動が共感に変わる!

著者 :
  • こう書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769609704

感想・レビュー・書評

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  • 旅について書かれています。旅はどこへ行くかではなく、誰と出会うか誰と共有できるか、それが本当の旅行の目的だと思います。私も昨年、香港に家族で旅行に行きましたが、ものの見方、考え方が変わりました。何か物にお金を使うなら、旅行にお金を使った方がいいと感じました。

    「人生とは選択し続けることであり、選択した結果を喜んだり悲しんだりせず、自らが選択したことが正しかったと努力することが人生である」なるほどです。ときおり、自分が選択した道が正しかったのか不安になることがあります。しかし、正しい正しくないは、まわりが決めることではないし、まわりがつくりあげていくものでもありません。自分自身がつくりあげていくものになります。選択した時点では、正しくもあり、間違ってもいます。つまり、自分自身が考え自分自身で選んだ道であれば、どの道を選んでも正しいということになります。正しい人生とは、選択したあと努力して選択した方が正しくなるようにすることだと思います。

    ここで問題となるのが、どんな選択であれ、自分自身で決めなかった人です。まわりに言われたり、親や知人が決めた道を進んだ場合です。自分以外の人が決めた道は、少しうまくいかなくなると、その道を選んだ自分以外の人の責任にして後悔をはじめます。しかも、「自分で選択した道ではない」と言い訳けができるので、がんばりがききません。なんとしても「自分が選んだ道で正しかったと言ってやろう」という踏ん張りみたいなものがわいてきません。
    何事も自分で考えて決める、特に人生を左右する重要な選択は自分で決める!

  •  株式会社エクスプローラー「地球探険隊」代表取締役隊長。
    「多国籍ツアー」や「大人の修学旅行」で主体的な旅を企画している。
    参加者のみんなからは「隊長」と呼ばれ、好かれているようだ。

     この本には、 過去の旅行、旅の参加者とのやりとりや、メッセージなどが書かれている。
    過去の旅行では、世界各地を旅したストーリーが挙げられている。
     グランド・キャニオン(アメリカ)
     キナバル山登山(マレーシア・ボルネオ島)
     モンゴルでの乗馬
    など。

     隊長は、企画した旅に添乗員として旅先に行くが、普通の旅行会社の添乗員と異なる。
    いったい何が異なるのか?
    スタッフは、仲間として旅に参加する。
    誰よりも率先して旅を楽しむのだ。

     エピローグでは、隊長の娘さんへの愛も見受けられる。
    そして、自己啓発本のような、背中を押す言葉が、本のあちこちで出てくる。
    やりたいことに、なかなか一歩を踏み出せないでいる人には、おすすめしたい1冊。

  • 130915 感動が共感に代わる
    モンゴルに行って広い草原を馬に乗って駆けてみたい。
    この本は、ベンチャーの旅行会社の社長が書いた本。
    ツアーに連れて行ってもらう旅ではなく主体的に自主的に自己責任の下行動するツアーを提供することで、より多くの感動や学びを参加者に体験してもらう。
    そういった信念が時には待ちがっているのではと悩みながらも、真っ正面に取り組んでいる様子が書かれている。
    多くの参加者のコメントが転載されており、参加した人の感動が、読んでいる人まで伝わってくる。読んでいる最中には、このツアーに参加することで、人生が変わるのではないかとまで思えてしまう。
    実際には1週間も仕事が休めないし、お金もないし、と躊躇してしまうのだが、この本を読んで感動して、思い切って旅に参加する人の方が人生は楽しめると思う。

  • 読んだら、旅に出たくなる本。
    メキシコに向かう飛行機の中で読み始めて、「あー、旅に出たいな」と思った。もっとハードなたびに。

  • 自分が普段おもっていること、感じていることを言葉にして言ってもらった。
    そんなことを読んでいる時に感じました。

    思っているんだけど、恥ずかしくて言葉にできないようなこと。それらを言葉にしてもらって、すごく励みになった。

  • 久々に感動しました!!

    メチャメチャ共感しました!!

    このワクワク感、高橋歩さんの本に出会ったときに似ています。



    『地球探検隊』、いつか参加したいです!!


    以下、メモ。

    _____________________


    大切なのは、ブレない何かを自分自身で見つけること。


    旅を楽しめない人は、人生を楽しめない。


    旅をしていると常に「おまえは何者か」と問われる。


    他人の目を気にしすぎて、やりたいことをやらないと、将来、必ず後悔する。


    『発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。
    新しい目を持つことなのだ。』
    〜マルセル・プルースト〜


    『優れた人間とは、人の集団の中にあっても、
    自立心を失わない人間である』
    〜ラルフ・ウォルドー・エマースン〜


    人生に差が付くのは智恵があるかないか。
    智恵は経験から学ぶもの。


    人とのトラブルはたいてい、相手を変えようとするから起こる。
    心の矢印は常に自分に向けていたい。
    変えられるのは相手ではなく自分なのだ。


    自己満足には限界がある。
    自分の好きな人の喜ぶ顔を見るのが、何より自分に力を与えてくれる。


    自分なりにベストを尽くせばいい。
    自分でやりきったと納得できる姿勢は仲間に伝わる。


    本気は周りを変える。
    自分が変われば周りも変わる。
    喜びは外からやってこない。
    自分のうちからつかみとるもの。


    人は、殻に閉じこもっている間は、自分のことを笑えない。
    もう1段高いレベルから自分を客観視して、初めて自分を笑える。

    カッコ悪い部分、ダメな部分をまず自分で認めないで、誰が認めてくれるのだろう。



    旅は、手段であって目的ではない。



    登山の目標は山頂と決まっている。
    しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、
    かえって逆境の山の中腹にある。
    〜吉川英治〜


    救いは一歩を踏み出すことだ。
    さらにもう一歩。
    そして、たえずその同じ一歩を繰り返すことだ。
    〜サン=テグジュペリ〜



    今いる立ち位置で本気になると未来も変わっていく。
    すべては、目の前のひとりに喜んでもらうことから始まる。



    伝わらなければ意味がない。
    考えていないのと同じ。



    人は人によって磨かれる。
    生涯かけがえのない友人関係を作ること。
    それは何より財産になる。



    チャレンジする気持ちは、行動からしか生まれない。
    チャレンジした経験があれば、またがんばれる。
    それを習慣化できれば、きっと充実した人生を過ごせる。



    鉄人クライマー、小西浩文さんの登山の目的
    『無事に下山して、家族のもとに戻ること』
    登頂を目的にすると、下山時に緊張が緩み、事故が起きやすくなるから。



    人は感動すると感謝できるようになる。
    生きていることに感謝できる人生が、最高の人生。
    大人たちが感謝しあう社会は、未来を担う子どもたちの人生を変える。
    活き活きと生きる大人には、未来を変える力がある。



    「したいからする」
    まず自分自身が納得して、自発的に行動すること。

    自分を無理に、よく見せなくていい。
    自然体で等身大の自分でいること。




    実際に成し遂げた小さなことは、
    思い描いただけの、
    偉大な計画よりもすばらしい。
    〜アレクサンダー・ロックハート〜



    日本では、自分を制限する時間や曜日の感覚がなくなり、「今日」を生きる実感がない。
    人間らしく、シンプルに生きると、五感が研ぎ澄まされていく。
    より生きる喜びをストレートに感じることができる。
    喜びに満たされていると、人は優しくなれる。
    旅は人を優しくさせる。



    悔いのない人生とは何か。
    それは、苦労も困難もなく、失敗も敗北もなく、挫折も喪失もない、「完全な人生」のことではない。
    それは、こうした出来事を、次の言葉で語れる人生のことだろう。
    「それがあったからこそ」
    〜田坂広志〜



    動けば動くほど、自分に返ってくる。
    心がこもっていればいるほど、「他喜力」は自分の喜びになる。



    やれることばかりやっていたら、そこに成長も達成感もないし、自信も生まれない。



    自分と向き合う、ありのままの姿が、誰かの勇気になる。



    思いやりとは、単にラクにすることではない。
    支援するとは、「やる気」にさせることだ。



    コミュニケーション能力とは、人を好きになる力のこと。
    人から好かれたいと思ったら、こちらから好きになること。
    欠点を見るのではなく、長所を見るクセをつけたい。

    その人を好きになると、その人の笑顔が力になる。
    もっと喜んでもらいたいと思うようになる。



    仕事は人を喜ばしてナンボ、感動させてナンボ。



    ひとりで見る夢は夢でしかない。
    しかし、誰かと見る夢は現実だ。
    〜オノ・ヨーコ〜



    青春とは、人生の一時期だけではない。
    それは心の状態だ。
    長く生きただけで老いるものはいない。
    人は、理想を放棄することによって老いる。
    信念を持てば若くなり、疑念を持てば老いる。
    自信を持てば若くなり、恐怖心を持てば老いる。
    希望を持てば若くなり、絶望を持てば老いる。
    〜マッカーサー〜



    人生は100年も200年も生きられない。
    だからこそ、一瞬一瞬を大事にしたい。




    人生は選択の連続。
    正しい判断なんてないのかもしれない。
    「正しかった」ってことを自分自身に証明する努力を惜しまないだけ。
    問題は、後悔しない選択選択をすることじゃなくて、その選択を肯定して生きていくこと。

    「オレの前には肯定しかない」
    そう言い切れる人生を歩みたい。
    失ったものではなくて、得たものを常に見ていたい。



    自分に無理をしない。
    自分をつくらない。


    人と関わることで見えてくるのは、本当の自分。
    本来の自分を取り戻すだけ。




    何事も、楽しくなければ続かない。


    今の時代はインプットが多すぎて、アウトプットする機会が少ない。



    旅は、人生を変えるのではない。
    人の意識を変えているのだ。



    人はまず幸福になろうとするから自分を見失う。
    幸福なんて探し求めるものでも望むものでもない。
    そんなものは、食後の満腹感のようなもので、
    何を食らうかが重要だ。
    大事なのは、何をしたいか、だ。
    〜森永博志〜



    「おまえは今回の人生で何を残せるのか」
    「それは面白くてタメになるのか、感動するのか」



    優しさを配った分だけ、自分に返ってくる。
    決して見返りを求めないで、ただ、ひたむきに与えることを考える。
    自分がうれしかったことを他人にすればいい。
    与えれば与えるほど幸せになっていく。

    もらったら素直に喜ぶ。
    喜べば喜ぶほど、その人に何かしてあげたくなるもの。

    簡単に手に入るものには価値がない。
    人生って笑うためにある。
    ひとりじゃ心から笑えない。




    自分ひとりのためには本気になれなくても、自分以外の誰かのためなら大きな力が出せるはず。

    出会いは人生を豊かにする。

    正直こそが人を動かす。

    いくらアタマで考えていても、行動しなければ何も見つからない。



    一人でやっていける心構えと、勇気をいつも持っていること。

    魂の触れ合う友や仲間を大切に。



    わらかないのが幸せ



    幸せってなるものじゃない。
    感じるものだ。
    だから、旅も人生も、プロセスを大事にしたい。
    人を生かすことが、自分を生きることにつながっていく。



    人は考えたとおりの人間になる。

  • 「地球探検隊」の中村隊長のエッセイ。
    超感動。

    中村隊長の懐の深さというか、人間の大きさというかすべてがすごい。
    それが旅のスケールにも表れてると思う。

    隊長、かっこいいよ!!!

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著者プロフィール

中村伸一(なかむら・しんいち)
1961年東京都生まれ。1996年に“旅行を売らない“旅行会社を設立し、そのユニークな事業活動で「旅行業界の異端児・カリスマ」
としてマスコミに数多く取り上げられる。2018年、22年間経営してきた旅行会社を手放してフリーランスに。
2019年からは「地球探検隊」の中村隊長として、トークライブや執筆活動を行なっている。
また、これまでの旅の経験を活かして「未来を創る旅社(ミラタビ)」をつくり、新しい旅の提供やイベント等も開催している。
著書に『引っぱらないリーダーが強いチームをつくる』(現代書林)、『感動が共感に変わる』(こう書房)、
『感動を売る!』(ナツメ社)、監修本に『世界の仲間と旅する本。』(木楽舎)がある。

「2020年 『ようこそドラマチックジャーニーへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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