戦艦「大和」最後の艦長 新装版: 海上修羅の指揮官 (光人社ノンフィクション文庫 143)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769821434

感想・レビュー・書評

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  • 有賀幸作を描いた本でしたね。実に海上勤務のみの叩き上げ士官と描かれており開戦時は南方作戦やMI作戦、餓島への輸送作戦を部下からの厚い信頼のもとにこなし、鳥海艦長時代も同様で戦に強い武人でしたね。 責任者は斯くあるべしと思いましたよ。

    有賀幸作を持ち上げつつ山本五十六司令部や安易な航空主兵を糾弾気味な論調でもありました。 戦争中期から日本の航空戦力が米軍に打撃を与えなるのを座視して挙げ句特攻隊。その特攻隊すら米軍にはかすり傷しか与えられない。と この無策に憤りを端端に書いてますね。

  • 4-7698-2143-3 370p 1996・12・11 

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著者プロフィール

大正15年3月、栃木県に生まれる。海軍兵学校74期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒。戦記著書=「反戦大将井上成美」「烈将山口多聞」(徳間書店)、「勝つ司令部と負ける司令部 東郷平八郎艦隊と山本五十六艦隊」(人物往来社)、「海軍兵学校よもやま物語」「勝負と決断」「政治家辻政信の最後」「元大本営作戦参謀ビジネス戦記」(潮書房光人社)。

「2020年 『海軍人事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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