迎撃戦闘機「雷電」: B29搭乗員を震撼させた海軍局地戦闘機始末 (光人社ノンフィクション文庫 262)
- 潮書房光人新社 (2006年1月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769822622
感想・レビュー・書評
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ゼロ戦の設計者だった堀越技師が、局地戦闘機として設計・開発に携わった「雷電」の物語。
配備された期間が短かったからか、その戦績が振るわなかったからか、戦闘シーンは多くない。
反面、開発中における技術的な問題への取り組みや海軍による無茶な要求・命令への対応に追われる三菱開発陣の悪戦苦闘が語られた内容になっている。
二転三転する我侭な要求に対応することの難しさを、何となく実感を伴って読んでしまった・・・。
また、東南海地震による被災、アメリカ軍による空襲中の様子や工場自体の疎開の様子、工場で働く工員についても多く語られていて、単なる飛行機開発物語ではなく、いい歴史書といえる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぺら軸の異常振動がなかなか直らずに、冷遇された不運の戦闘機、「雷電」
日本海軍局地戦闘機「雷電」の全貌です。
私もだいたいこれによく搭乗するんですが、両翼4門の20ミリ機関砲は、破壊力抜群です。
しかも上昇性にも大変すぐれています。
ただ、後方視界がちょっとわるいですね。
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