戦雲の果てで: 語られざる人と飛行機 (光人社ノンフィクション文庫 753)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769827535

感想・レビュー・書評

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  • 家の片づけをしていたら出てきた。「下士官兵は強かった」は読んだ記憶があるが、本が新しく、おそらく前に読んだのとは別の本だと推測。読み始めたところ、確かにほかの編は未読だった。

    歴史を知る人が次々と他界してしまうので、華々しくなく記録の残りづらい戦争の記録について記そうというこの本。確かに地味ではあるが、戦争中の様々なことを知ることができ、地味であっても決して価値が薄いわけではない。

    12編の記事を集めて本にしたとあるが、あとがきの渡部洋二氏の父上と、奥様の父上の満州でのエピソードは13編目の戦記として重い読み応えがある。

    2014年1月17日に書泉ブックタワーにて購入と記録してあった。約3年ぶりに読了。

  • 第2次大戦中の日本陸海軍航空隊の語られざる航空秘話10編とヨーロッパにおける航空戦史2編からなる短編集(2012/10/23発行)。

    本書は主に日本陸海軍航空隊で、整備、偵察、航法、飛行要務など地味な分野にに携わった将兵の様々なエピソードが綴られてものです。 そのため内容は今一つでしたが、ミッドウェー海戦で沈没した空母4隻の内、最専任の艦長でありながら1人退艦し、元山空司令の時も大勢の部下を見捨てて逃げ去っていたと云う青木泰二郎大佐の話は、一際興味深く思いました。

  • 2013.9

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著者プロフィール

昭和25年(1950年)、名古屋に生まれる。立教大学文学部卒業後、航空雑誌の編集勤務。53年、第2次大戦の軍航空に関する執筆に専念。平成22年(2010年)、職業としての軍航空の著述を終了。以後、余暇を航空史研究にあてる。主著に「回想の横空夜戦隊」(編者)「首都防衛三〇二空」「彗星夜襲隊」「空の技術」「異なる爆音」「戦雲の果てで」「航空戦士のこころ」「銀翼、南へ北へ」「太平洋戦争 日本の海軍機」「非情の操縦席」「敵機に照準」「倒す空、傷つく空」「兵器たる翼」「必死攻撃の残像」「海鷲戦闘機」「陸鷲戦闘機」「急降下!」「審査部戦闘隊」(潮書房光人新社)、「決戦の蒼空へ」「液冷戦闘機『飛燕』」(文藝春秋)、「日本海軍夜間邀撃戦」(大日本絵画)、「零戦戦史 進撃篇」(グリーンアロー出版)、「写真史三〇二空」(文林堂)、「写真集本土防空戦」(徳間書店)など。訳書に「ドイツ夜間防空戦」(潮書房光人新社)、「第二次大戦のドイツ夜間戦闘機エース」(大日本絵画)、「超・空の要塞B-29」(朝日ソノラマ)など。

「2020年 『局地戦闘機「雷電」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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