昭和の陸軍人事: 大戦争を戦う組織の力を発揮する手段 (光人社ノンフィクション文庫 920)
- 潮書房光人新社 (2015年12月23日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769829201
作品紹介・あらすじ
長期的な人事計画を持たずに大戦争に乗り出した昭和の陸軍-本土決戦にも作用した複雑怪奇な"陸軍人事"を解明する。
感想・レビュー・書評
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戦前の日本は兵役制度が完備し、総人口の10パーセントの動員は可能で、終戦時は11.47ぱーせんとに達していた。しかし、兵員を統率する将校の絶対数が足りなかった。これは日本が計画的な侵略戦争を遂行したのではないことの証明にはなるが、長期的な計画がないままに大戦争に乗り出した無謀さをも意味する。(2015年刊)
・はじめに
・第Ⅰ部 日本を動かした三長官の人事
・第Ⅱ部 重視されるべき指揮官の人事
・第Ⅲ部 常に優先された参謀の人事
・人名索引
昭和の陸軍人事を解説しているが、よくまあ調べたものだと感心する。残念なのは、出典が明示されていないところ。はじめにで基本的な参考書籍が3点あげられているが、その他多数は省略するとある。読み物としては面白いが、残念なところである。 -
陸軍の膨大な人事データから、特徴的あるいは典型的なケースが、その背景の深読みもあわせて解説されており、人事マニアの、いろいろな視点がわかる。
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