真珠湾攻撃作戦: 日本は卑怯な「騙し討ち」ではなかった (光人社ノンフィクション文庫 922)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (565ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769829225

作品紹介・あらすじ

昭和十六年十二月八日、日米決戦の運命の火蓋は切られた-はたして、この奇襲攻撃は「騙し討ち」だったのか!?綿密周到な取材をかさね、膨大な史料を駆使して重厚かつ壮大なスケールで再現したパールハーバー攻撃の実相。戦闘の詳細を丹念に描ききったノンフィクションの傑作。いま明らかになる歴史の真実。

感想・レビュー・書評

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  • 太平洋戦争の幕開けとなる日本海軍機動部隊によるパールハーバー奇襲攻撃の全容を様々な資料を綿密に突合せ考証した研究書(2015/12/23発行)。

    本書はパールハーバー奇襲攻撃に関する研究書の決定版と云っても良いと思いますが、本書では奇襲攻撃の経過だけでなく、ワシントンの日本大使館の開戦通知遅延やアメリカのルーズベルト大統領が日本海軍のパールハーバー奇襲攻撃を知っていたかなどについて、様々な角度から資料を突合せ考証しています。 特に”「無線封止神話」の崩壊”と”日本大使館の朝”に書かれている事実は、非常に興味深く読みました。

    かなり綿密に調査されていますので、太平洋戦争やパールハーバー奇襲攻撃、あるいは帝国海軍について興味のある方には特にお薦めの書籍だと思います。

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著者プロフィール

1941年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専攻・国際関係論。日本文藝家協会会員。
主な著書として、『敷島隊の五人(上下)』『零戦の誕生』『暁の珊瑚海』(以上、文春文庫)、『ミッドウェー海戦(第一部・第二部)』(新潮選書)、『勇者の海』『空母瑞鶴の南太平洋海戦』(以上、潮書房光人社)、評論として『特攻とは何か』『松本清張への召集令状』(以上、文春新書)、『作家と戦争――城山三郎と吉村昭』(新潮選書)がある。

「2020年 『ラバウル航空撃滅戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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