坐シテ死セズ

  • 恒文社21
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784770411044

感想・レビュー・書評

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  • 石破氏が防衛庁長官だった時代の対談。これを読むと、現行法に一番忠実なのは石破氏だろうと思う。
    どこをどう間違うと、石破が「軍事オタク」になるのか、理解に苦しむ。別の本で、プラモデルが好きというのはわかったが、それを長官室に置いていたことにも、来客から話題を引き出す意味があった訳だし。国防予算の合理的な配分を追求することの、どこがオタクなのだろう?

  • 奴隷の平和は望まない! 防衛という生命の力について激論10時間。西尾幹二が、防衛庁長官・石破茂に国防の覚悟を問う究極対談集。「自我と独立」「世界の国と日本の差異」「北の驚異と日本の安全保障体制」など。

  • 石破茂と西尾幹二の対談。石破が長官の頃の書籍であり、閣僚として日本政府の解釈、意見を述べている点が、閣僚を離れて書いた「国防」と違う点だろう。
    軍事的な内容としてはもちろん国防のほうが充実しているが、西尾との対談ということもあってか、日本人像、日本のあり方、戦前戦後の精神構造といった点に前半は誌幅が割かれていて、それはそれで面白い。
    石破が国防に興味を持った経緯が書かれており、これを見ると、政治家はやはり国防では食ってはいけないし、自分の興味のあることを少なくとも地位確立するまではライフワークにすべきではないのかなと思う。西尾幹二をあまり知らないので、彼の主張がいまいち全体像を把握しづらかった。

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著者プロフィール

西尾 幹二(にしお・かんじ):1935年、東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者、評論家。著書として『国民の歴史』『江戸のダイナミズム』『異なる悲劇 日本とドイツ』(文藝春秋)、『ヨーロッパの個人主義』『自由の悲劇』(講談社現代新書)、『ヨーロッパ像の転換』『歴史の真贋』(新潮社)、『あなたは自由か』(ちくま新書)など。『西尾幹二全集』(国書刊行会、24年9月完結予定)を刊行中。

「2024年 『日本と西欧の五〇〇年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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