経験としての自然

  • 晃洋書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784771034631

作品紹介・あらすじ

自然は人間経験をとおして自己を開示する――
「経験論的自然主義」や「自然的経験主義」、あるいは「自然主義的ヒューマニズム」と呼ばれるデューイ哲学。
デューイの哲学的自然観が展開される哲学的主著を、デューイ研究者である訳者が注釈をふんだんに加えた待望の新訳。

哲学が人生経験に対してもつ究極的価値は、哲学がもろもろの価値を――信念についてであれ、制度についてであれ、行動についてであれ、作品についてであれ、経験のあらゆる局面において見いだされる価値を――批判するための道具をたえず提供することである。
現代の諸価値に対するいっそう有効な批評を邪魔する主たる障害は、自然と経験との伝統的な分離になる。この分離を、連続性によっておきかえることが、本書の目的である。
(「序文」より)

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  • 東2法経図・6F開架:133.9A/D67k//K

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著者プロフィール

合衆国バーモント州バーリントン市生まれ。父親は食料品販売会社を経営。バーモント大学卒業後、高校教師を数年務める。ジョンズ・ホプキンズ大学院に進み、徹底したヘーゲル主義者として哲学者の道を歩み始める。教育学・心理学の研究を深めるなかで観念論を脱却する。教師として赴任したミシガン大学で1歳年上の学部生アリス・チップマンと出会い、1886年に結婚。同年、哲学科助教授に昇進する。招聘されたシカゴ大学で哲学科と教育学科の主任教授を兼任。実験学校=付属小学校の創設を主導したが、校長アリスの処遇をめぐる対立から妻と共に退職。翌1905年、コロンビア大学哲学科教授に就任。05~06年、アメリカ哲学会会長。19~21年、日本・中国に滞在。第1次大戦後、戦争禁止=違法化運動に参加。24年・28年大統領選挙で第三党候補者を支持。27年、アリス夫人逝去。翌年、ソヴィエト・ロシア教育事情視察団に加わり肯定的な印象記を残すが、体制の官僚化・全体主義への傾斜に疑問を深め、修正した。29年、独立政治行動連盟の初代会長。38年、モスクワ裁判検証・調査委員会の委員長に就任し、レオン・トロツキーの反革命容疑無罪を立証する。翌年、文化自由委員会の委員長。全体主義批判はソ連邦にもおよび国内左派の猛反発を招く。第二次大戦に反ファシズムを掲げて参戦したルーズヴェルト大統領を支持する。46年、ロバータ・ローウィツ・グラントと再婚。90歳を超えても旺盛な執筆活動は衰えなかったが、52年6月、肺炎で亡くなった。

「2024年 『デューイが見た大正期の日本と中国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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