本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772001571
感想・レビュー・書評
-
生きるために精神の服毒が必要なときがある。シオランはそんな毒素を与えてくれる。
「死んだほうがいいと思ったときいつでも死ねる力があるからこそ、わたしは生きている。自殺という観念をもたなかったなら、ずっと以前にわたしは自殺していたであろう。」
死や自殺をめぐる彼のアフォリズムは逆説的であり、そんな言葉によって死より生に気持ちが傾くことがあるのもまた逆説的である。
底の底まで潜りきることには、ある種の安心感と心地よさがある。
本によって、読むべきスピードがある。
シオランを読むには急いで読みすぎたかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示