困難な自由: ユダヤ教についての試論

  • 国文社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772005241

作品紹介・あらすじ

第二次世界大戦直後、東欧のユダヤ人社会がほぼ全滅し、西欧のユダヤ人たちが自失状態にあり、「ユダヤ人であること」に積極的な理由を見出しえずにいたまさにその時に、今ここでユダヤ人であることの意味とは何か?という問いに、正面から答えようとした論考である。

感想・レビュー・書評

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  • たぶん相当に難解であろうとの盲断から、本棚の奥にずっと鎮座していたのだが、内田先生の『日本の覚醒のために』を読んで、ひょっとしたら読めるかもしれないと思い、10年ぶりに紐解いて読んでみた。
    自分なりに理解できるところもあるということが励みになって、最後まで通読することができた。多分に、内田先生に訳に負うところ大であったということである。
    心に残った章句については、noteにまとめてみた。言葉を写すことで、自分の幼児性から多少なりとも抜け出せたような気がした。

  • 難しすぎてわかりませんでした。
    ホロコーストを経てユダヤ人に、何か影響あったかを知ろうと思ったのですが、わからずじまい。キリスト教をとおしてユダヤ教のさわりを理解していたつもりでしたが、より相違点に気づかされたところです。”困難な自由”とは何だったのかたどり着けませんでした。

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著者プロフィール

1906-95年。フランスのユダヤ系哲学者。フッサール、ハイデガーの現象学に影響を受け、独自の哲学を展開した。東方イスラエル師範学校長、パリ第八大学、パリ第四大学教授などを歴任。主な著書として,本書(1961年)のほか、『存在の彼方に』(1974年。講談社学術文庫)など。

「2020年 『全体性と無限』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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