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- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772231381
作品紹介・あらすじ
大震災後、観光どころではないと考えるか、いまこそ観光でまちに元気をと考えるか。観光振興は観光客のためというより、その地域に生き住まう人びとのためになされると考える編者のまなざしに共感する15篇の地元学と観光文化の興味深い論稿。
感想・レビュー・書評
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「地元学」とはなんなのかの解説と,その「地元学」の具体例をいくつか挙げています。文体は,完全に論文調だし,巻末にも丁寧な図書の紹介がありますので,もっと「地元学」を勉強してみたい人には,とてもいい入門書でしょう。もっとも,とっつきやすいのは,「地元学」の言い出しっぺの一人,水俣の吉本哲郎さんが書かれた岩波ジュニア新書の『地元学をはじめよう』がいいですが。
わたしは全部読んだわけではありません。読んだのは,最初と,関心のある具体例,そして最後の部分です。特に自分の県内の「金沢学」の歴史についてはしっかり読んでみました。一口に「金沢学」と言っても,最初のころと今とでは,主に研究している人も変化してきているようでした。興味深い話が書かれていました。
いずれにせよ,今後,「地元学」という視点で,わがふるさとを見なおしていかないと,農山漁村の存続は難しいだろうなという思いだけは強くなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地元の取り組みと観光との関係を様々な地域の事例から探る。
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