動作療法の治療過程

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  • 金剛出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772416948

作品紹介・あらすじ

本書は,からだを動かすことを通してこころの不調を変化させようとする新しい心理療法(動作療法)の進め方を,実際の治療過程に沿って提唱,解説したものである。
この動作療法はこころとからだ(動作)の一体的,調和を基礎に置く東洋的立場に基礎を置きながら,その技法は今日的な一般心理療法やカウンセリングに則りながら,具体的な進め方は全く独自の新しい心理療法を発展させている。
動作療法では治療課題としての選ばれた動作パターンを実現,達成することを通して,自信ある自由,主導的な前向きの動作の仕方,ないしこころを体験することを目指す。そのためにはどのような過程を辿るのかを,これまでの多くのケースの中から選び出し,初回面接から,治療終結までを分かりやすく,執筆者ごとに分担執筆したのが本書である。もちろん来談者は一人ひとり独自の存在であるから,本書通りのこともあれば,そうでない場合もあるが,おおよそのプロセスはここに述べたものからそれほど遠くないので,動作療法というものが理解できるようになっている。それ以上の理解には,本書を参照しながら,実際にケースに当たって体験していただくほかはない。その過程の中で思いがけぬ現象に出会いながら,この動作療法の奥深さを体験していただけることを願う。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

成瀬 悟策(なるせ ごさく)
1924年岐阜県生まれ。医学博士、臨床心理士第1号。九州大学名誉教授。日本リハビリテイション心理学会名誉理事長。日本臨床動作学会名誉会長。
1950年に東京文理科大学心理学科を卒業後、東京教育大学助手・講師、1962年から九州大学教育学部助教授をへて同教授。1989年から九州女子大学・九州女子短期大学の学長を経て、2004年から2009年まで、吉備国際大学教授、吉備国際大学大学院教授を務める。日本催眠医学心理学会理事長・日本心理臨床学会理事長・日本リハビリテイション心理学会理事長などを歴任。2019年8月3日、95歳で逝去。
著書に『催眠面接の技術』『催眠面接法』『動作訓練の理論』『動作療法』『動作のこころ』(いずれも誠信書房)、『臨床動作学基礎』(学苑社)、『姿勢のふしぎ』(講談社)ほか多数。

「2022年 『どこへ行こうか、心理療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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