10代のための もしかして摂食障害? と思った時に読む本

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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772614689

作品紹介・あらすじ

「やせたい、やせたい、やせたい」
……でも食べることが止められない、コントロールできない。
なんてダメな人間なんだろう。
自分なんかいなくなればいいのに……。

それって摂食障害かもしれません。
実話からケース別にまんがで解説。
見守る大人たちへのアドバイスも充実。

感想・レビュー・書評

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  • 私事ですが近頃は摂食
    障害気味に。

    高校生のとき以来です。

    いまや大人になりある
    程度分別がつくので、

    あまり極たんな拒食や
    過食に走ることはない
    とはいえ、

    気が付くと頭のなかは
    体重と食べ物のことで
    いっぱい。

    ふだんの努力が無駄に
    なるようで、

    食べることに罪悪感が
    常につきまといます。

    その一方、たった一つ
    のお菓子がきっかけで、

    抑えていた食欲が暴走
    することも。

    コントロールを失って
    少しでも食べ過ぎると
    自己嫌悪に。

    健診では、痩せすぎと
    言われて、

    これ以上痩せる必要が
    ないのはわかっている。

    頭ではわかっていても
    心が頑なに拒否すると
    いうか、

    もっともっと痩せなく
    ちゃと、

    偏った思いに囚われて
    なかなか抜け出せない
    んですよね。

    本書は様々なケースが
    紹介されていて、

    多くの人たちが自分と
    同じように悩んでると
    わかります。

    それだけで救われます。

    摂食障害は再発する病。

    再発率はなんと四割と
    のこと!

    強迫性パーソナリティ
    障害や、

    完璧主義との関連性も
    気になるところ。

    本書は子どもを対象と
    して書かれていますが、

    大人が読んでもとても
    ためになります。

  • 様々な事例や、入院〜退院までの流れが漫画で描かれてあり分かりやすかった。
    軽いダイエットがきっかけのこともある。
    支援する側としては、本人に病識がないので難しいな、と思った。痩せることを無理やりやめさせるのではなく、低血圧や月経の停止など、二次障害の困り感に寄り添って受診に繋げていく必要があるのかなと思った。

    なるほどと思った知識
    ・長い間栄養失調だった体にいきなり栄養を与えると再栄養症候群になりショック状態となる危険があるため、治療は電解質の点滴から行う。
    ・入院ははじめの第一歩で、退院は身体の問題が解決しただけ、退院後の外来通院こそ本当のスタート
    ・月経周期を保つには体脂肪率22%以上が必要。ダイエットて脂肪組織が減少すると脂肪組織から分泌される卵胞ホルモンが低下し、無月経に陥る。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053905

  • 10代の摂食障害の人に向けたコミック。
    〇専門家の方が監修、Q &A で詳しく紹介。
    〇摂食障害がタイプ別マンガで読めるので、文章が苦手な人にも。
    〇摂食障害のおそらく回復期にある方たちからのメッセージ。→これが、今苦しんでいる子たちに1番届きそうに思う。

    ・摂食障害とはなに?
    ・摂食障害になるきっかけはなに?
    ・摂食障害になったらどうなってしまうの?
    ・摂食障害になったら体にどんな影響があるの?
    ・摂食障害になりやすい人って?
    ・摂食障害かなと思ったら、どうすればよいの?
    ・摂食障害はどんな治療をするの?
    ・子どもが摂食障害かな?と思ったら。
    ・参考になる本の紹介

    〇摂食障害に限らず、病気とSNSは相性最悪だなと思う。
    〇養護の先生はもちろん学校関係者、子どもが摂食障害かな?と感じている保護者の方は読んで欲しい。
    〇子どもに直接渡すのではなく、まずまわりの支援者が読んでから、必要なところを読んでいってもらうのがよいかな。ケースバイケースですね。様子をみながら。

  • 摂食障害について正しく知るためにとても良い本だと思います。
    SNSでの間違った情報に辿り着く前にぜひ読んでほしい。
    著者のおちゃずけさんはご自身が摂食障害だったので、啓蒙のために読み易くて理解しやすい良本を作ってくれました。

  • 入院から退院までの流れ、当事者の視点、家族の視点からも描かれていてとてもわかりやすかった。

    「家庭環境が原因、とくに母親とのかかわりが大きな原因と言われた時期もありましたが、現在は様々な原因があることがわかってきています」の言葉に救われる母は多いと思う。

    摂食障害と発達障害との関連についても触れられていて参考になった。

  • すごく分かりやすく書かれていた。
    10代でも理解できるのではないかと感じる。

  • 私はダイエットを機に発症したが、他にも様々な要因がある事を知れた。自分が患う病気を客観的に見て、自分に重ね、知識を付けて治療に励みたいと思い手に取った。期待通りだった。途中読むのが苦しくなったが読み切った。母も読んでいる。出会えてよかった。

  • 「やせたい、やせたい、やせたい」
    ……でも食べることが止められない、コントロールできない。
    なんてダメな人間なんだろう。
    自分なんかいなくなればいいのに……。

    それって摂食障害かもしれません。
    実話からケース別にまんがで解説。
    見守る大人たちへのアドバイスも充実。
    (版元ドットコムより)

  •  摂食障害について知っておきたいこと。

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著者プロフィール

マンガ家、コミックエッセイ作家
摂食障害体験者。摂食障害は若い世代に多く、またプライベートなことなので隠す人の多いことからなかなか表に出にくいと言う問題を抱えています。とくに10代に摂食障害のことを知ってもらえる本が必要だと強く感じています。 摂食障害の当事者に取材し、体験をマンガ化した「摂食障害体験記」をブログで公開中。
https://ameblo.jp/ocyazke00/
「おちゃずけのブログ」

「2021年 『10代のための もしかして摂食障害? と思った時に読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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