2E 得意なこと苦手なことが極端なきみへ: 発達障害・その才能の見つけ方、活かし方
- 合同出版 (2021年12月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772614832
作品紹介・あらすじ
2E(Twice-Exceptional)とは、発達障害と何らかの優れた才能を併せもつ子どものことです。発達障害のある子の中には、個人の中での凸凹が大きいために、がんばれば凹の部分も凸と同じようにできるはず、と誤解されて叱咤激励の結果不登校におちいる子もいます。また、学校の授業が簡単すぎてつまらないと思う一方で、運動が不得意で体育には参加したくない、同級生とは話題があわない2Eの子は、能力をもっていても発揮できないことがあります。
この本を読むと、なぜあのときうまくいかなかったのか、そして今、こんなにがんばっているのになぜうまくいかないのか、自信が持てないのか、きっと謎が少し解けると思います。
私が、自分がなぜあんなに努力していたのに、うまくいかなくて自暴自棄になっていたのか、理由がわかったのは30代になってからでした。だから、多くの方に早く知ってもらいたいと思って、この本を書きました。
この本は、最初から順に読んでもいいですし、気になるキーワードがあるところだけ読んでもいいです。脳内物質のキャラクターのところだけみても面白いと思います。本の読み方だって多様性があっていいのです。
あなたもこの本で、うまくいくやりかたを探すきっかけをつかんで下さい。
「SOSを出すことが難しい」「自分のことを説明できない」という人もいるかもしれません。自分が辛いと思っていることや苦しいと思っていることと同じことがこの本に書かれていたら、そのページをまずは身近な人に見せ、「僕(私)はこれと同じ」と言って相談のきっかけを作ってみましょう。
感想・レビュー・書評
-
【動機】2Eが知りたくて
「自分の〇〇な部分に困っている」「〇〇をどうにかしたい」と思っている人にとって、なんらかのヒントが得られそう。もしくは、「なにかまずいらしいが、どこを変えたらいいのかわからない」という場合は、本書を読むことで、おおよその「分野」がわかりそう。
自分が強化したい分野に関わるキーワードが得られれば、そこから知識を拡げていける。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若い2E(発達障害とギフテッドを併せもつ人)向けに、得意なことと苦手なことがある自分自身を知り、自分らしく生きられるよう書かれた本です
[NDC] 378
[情報入手先]
[テーマ] でーれーBOOKS2023/エントリー作品