鳥籠の花嫁 (クロスノベルス)

著者 :
  • 笠倉出版社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773087109

作品紹介・あらすじ

「まずは上手いキスの仕方を覚えることだな」天涯孤独だった翠は、自分を引き取り面倒を見てくれた恩人に頼まれ、ライバル会社社長・近衛の秘密情報を盗み出すことに。近衛は、翠の亡父を破産させた関係者で憎むべき男。翠は彼に近づき屋敷に潜入するが、目的のものは見つからなかった。だが焦りとは裏腹に、近衛をはじめとする屋敷の人達の優しさに触れた翠の心は次第にほだされてしまう。このままでは自分が駄目になってしまう…そう思った翠は最終手段として、自分の身体を使って近衛を篭絡し、隠されている情報を見つけ出そうとするが!?

感想・レビュー・書評

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  • 天涯孤独だった翠は、自分を引き取り面倒を見てくれた恩人中村に頼まれ、ライバル会社社長の近衛の秘密情報を盗み出すことに。
    近衛は翠の亡父を→破産させた人物で…。

    翠の中村によって作らた境遇がまさに「鳥籠」で全てをコントロールされているのが怖かった。
    中村は絶対だと思い込まされてしまっている翠。
    でも近衛とその周りの人達と過ごすうちに次第に当たり前だと思っていた事が実は異常な事だと分かり始めて。
    でもそれでも中村を信じようとする翠が辛かった。
    近衛がしっかりと翠を守りそして、とようやく中村の「鳥籠」から出られて良かった。

    SSでは近衛の鳥籠に、と望む翠は可愛かった。

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