トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術

著者 :
  • 笠倉出版社
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本棚登録 : 367
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773089462

作品紹介・あらすじ

「世界のトヨタ」がやっている、誰でもできるのに、意外と知らない仕事のコツ92
「できる」「できない」よりも「まずやってみる」

感想・レビュー・書評

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  • 経済経営コンサルタントの著者がトヨタの仕事術について自身の取材などに基づいて書いた一冊。

    まずやってみることや先送りにしないこと、
    やり直すことのないよう報連相や準備をしっかりするなど仕事の基本を徹底して繰り返してきたことがトヨタの強みでここまで成長してきたと感じました。
    また、整理と整頓の違いや整頓してもそのままにしないことや持続させるためのコツも知ることができました。
    三ムの退治の仕方やA3の紙にまとめることや大きな改善には小さなPDCAを回すことなどトヨタが今まで培ってきたノウハウを本書で学ぶことができました。
    歴代社長のエピソードも多く書かれており、特に大野氏のエピソードは多く書かれていました。
    また、成功を繰り返さないことや改善はいい時にやることなどは普通にない考えで参考になりました。

    他の人が見てもわかるよう可視化することや考え抜くことや成功するまで諦めないことなど当たり前にできそうなことを積み重ねていくことが結果を出すことにつながると読んで感じた一冊でした。

  • 共感することはいくつかある。
    やり直しは本当に無駄だし、
    しんどいと思ったら楽な方法を思いつくチャンスというのもよく分かる。
    改善するべきことあがるからしんどい訳で。

    集中しろ、気をつけろは無駄な言葉というのもその通り。
    ミスできないようにするのが正解だ。人はミスするものなのだから。

    会議も基本無駄なので時間を減らすべきだし、
    無駄な資料を作らないのも大切。
    小さなミスも再発防止ノートにつけて繰り返さないことも意外とみんなやらないのだろうか。

    わかったとできるの間には雲泥の差がある。
    わかったかと聞けばわかったと普通答えるのだから
    わかっているかを部下の動きを見て確かめフォローするというのは良いな。
    上司にそういうマインドがあってくれれば救われる。
    大体わかったかと言ってわかったと言わせ、できないと頭ごなしに怒鳴るのが上司というものだ。

    改善はどこまで自分事にできるか。
    他人事だと思っていると改善できない。
    なんでもそうだと思う。

    計画を立てるとき、うまくいかなかったらを想定しておくのも大事だが
    意外とこれも見落とされがちなのではないかと思う。

    部下の話を聞く時は、仕事の手を止めて聞け。
    もし時間がないなら、いつ話を聞ける日をその場で決めろ。
    これも本当に徹底して欲しい。
    単純に人間として失礼な態度を取る上司も結構いるからなと思う。

    成功パターンに頼り、同じ成功を繰り返すと失敗するというのも興味深い。
    成功したなら良いことではないかと一見思うのだが
    失敗は成功の元というように成功しかしていないと
    失敗した時の痛手が大きそうだ。

    目標は、手の届く相手ではなく、世界最高の相手を選べ
    が如何にもトヨタっぽいなと思った。

  • こういう本を読むと考え方ひとつで良くも悪くもなると実感する。気が引き締まる。

  • トヨタの取組みや考え方のコツがまとめられている本だった。
    5Sをはじめ、三ム、PDCA+Fなどのフレームワークになっているものや、「まず、やってみる」こと「平均値ではなく、最速値を取る」などのスピード仕事術についても学ぶことができた。
    トヨタは改善が凄いというイメージがあるが、1人が100歩進むのではなく、100人で1歩進もうというチームワークを垣間見ることができた。
    印象的だったのが、「正しく努力する」ということ。たくさんやることも必要だが、間違った方向ややり方で努力していないか改めて考えようと感じた。

  • 仕事をやる上での大切なことのヒントがたくさん詰まっていたように思う。
    特に準備を疎かにしない。素早く行動する。チームで解決するなど。これかも意識していきたい。

  • 失敗したら、失敗したことを見える化する、問題を見える化すると、協力してもらえる。やり方がわかる人に協力してもらえると感じた。
    ミスをしないためには、集中力や、忍耐力といった人を土台としたところに頼って、失敗したときに詰めるのではなく、ミスしない仕組みづくりにベクトルを向けるべきだと感じた。
    私自身の生活でもそうしていこうと思う。

  • 何回も読み返し、実践したい。
    整理整頓と改善し続けること。

  • 新入社員に読んでもらいたい。自分が考えて、やってきたことは間違いなかった。

  • 凄く目新しいことがあるかというと、そうではないが、普通の人が結果を出すための方法ということに共感を覚えた。多少精神論があるのが気になりましたが、概ね共感したので、できる小さな改善をしていけたらと思った

  • ビジネス書としては800円と格安。2ページに1項目で91項目を掲載している。
    以下、私が覚えておきたい箇所。
    =====
    できない言い訳をする頭でどうすればできるかを考えよ
    =====
    よりよい5Sのためには、「間違った規則を変える」ことも必要なのである。
    =====
    難題を克服するためには、「できない」ではなく「できる」と考えることが大切だ。そうすれば、人は「どうすればできるか」だけを考えるようになる。
    =====
    上司の言われた通りやる人はバカ。上司よりうまくやる人が利口。
    =====
    自分が当たり前と思っていることに、「なぜだろう?」「本当にこれでいいのか?」と問いかけてみるといい。そこにムダを省き、革命を起こすヒントがあるかもしれない。
    =====
    どんな素晴らしいアイデアも、どんなにわかりやすい書類も伝わらなければ意味はない。
    =====
    成功した後、いかに前例踏襲の罠に陥らないかが成長のポイントだ。
    =====

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著者プロフィール

1956 年、広島県生まれ。経済・経営ジャーナリスト。/慶應義塾大学卒。業界紙記者などを経てフリージャーナリストとして独立。/トヨタ式の普及で有名な若松義人氏の会社の顧問として、トヨタ式の実践現場や、大野耐一氏直系のトヨタマンを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を主導した。/一方でスティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾスなどのIT企業の創業者や、本田宗一郎、松下幸之助など成功した起業家の研究をライフワークとし、人材育成から成功法まで鋭い発信を続けている。

「2020年 『渋沢栄一・野村克也 各4冊ラックセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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