せぼねのある動物たち (いたずらはかせのかがくの本 新版)

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  • 仮説社
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773502725

作品紹介・あらすじ

自然界を系統立てて見ていくためにまず必要なのは,種種雑多に見えるいろいろなものたちを「分類」していくことです。
「分類」とひとことで言うと簡単なようですが,では実際にはどのように分類していけばいいのでしょう?
この本では,「生物(生きているもの)」と「無生物(生きていないもの)」というもっとも基本的な分類から始まって,「動物」と「植物」,「背骨のある動物」と「背骨のない動物」というふうに,自然界にあるものを分類していきます。
とくに「背骨のある動物=脊椎(せきつい)動物」については,呼吸のしかたや子どものふやしかた,羽毛のある無しといった特徴に応じて,いろいろな例を見ながらより詳しく眺めていきます。
科学における「分類」の面白さが見えてくる「科学の絵本」です。

感想・レビュー・書評

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  • 「せぼねのある動物を、呼吸の仕方やたまごからの様子、子どもの育て方などで、ほ乳類、鳥類、は虫類、両生類、魚類に分ける方法が、丁寧に紹介されている。ところどころにある「もんだい」を解くうちに、自然に人間はどのような生物なのかがわかります」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000  の本での紹介より抜粋)

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著者プロフィール

1930年 東京の下町(現・台東区東上野)に生まれる。
1951年 学生時代に自然弁証法研究会を組織。機関誌『科学と方法』を創刊。
1958年 物理学の歴史の研究によって理学博士となる。
1959年 国立教育研究所(現・国立教育政策研究所)に勤務。
1963年 仮説実験授業を提唱。仮説実験授業研究会代表(〜2018)。
1973年 月刊『ひと』(太郎次郎社)を遠山啓らと創刊。
1983年 月刊『たのしい授業』(仮説社)を創刊。2018年まで編集代表。
1995年 国立教育研究所を定年退職(名誉所員)。私立板倉研究室を設立。サイエンスシアター運動を提唱・実施。その後「科学の碑』の建設なども。
2013〜16年度 科学史学会会長。
2018年 2月7日 逝去。
著書 科学史・教育史の専門書の他,仮説実験授業を中心とする科学教育・社会の科学,特に歴史教育,科学啓蒙書,科学読み物,絵本など,広い範囲にわたって多数。たとえば,『原子論の歴史』『模倣の時代』『増補 日本理科教育史』『仮説実験授業』『未来の科学教育』『科学的とはどういうことか』『歴史の見方考え方』『もしも原子がみえたなら(絵本)』(以上,仮説社),『日本史再発見』(朝日新聞),『ぼくらはガリレオ』(岩波書店)等々。

「2020年 『なぜ学ぶのか 科学者からの手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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