- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774136622
感想・レビュー・書評
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おもてなしというより、お金をかけずに日々を楽しむヒント集的な感じ。
石垣のすきまや歩道の溝に生えてる苔を集めて苔玉をこしらえるというのは今まで思いも寄らなかったので面白かった。
蚊帳も、秘密基地みたいで楽しいかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館で昨年末から気になっていた本。読むべき本が山積みにあったので遠慮してましたが、今日読んでさっそく読みました。絵がほっこりする可愛いくて優しい気分にさせてくれる。
まえがきにあるんですが、おもてなしという日本語の由来は、「うらおもての無い気持ちで」、または「何かをもって成し遂げる」ということからきてると。ゆえに。もてなしには、気持ちで相手を思いやる目には見えない部分と、実際に行動してかたちに表す目に見える部分の二つがあり、両方をあわせてどうぞと差し出すのが最高のおもてなし。
各項が「来客」や「訪問」だけではなく「家族」「室内」「庭」「食事」「装い」「手紙」に「遊び」と普段から一緒に暮らす家族から、日々の暮らしそのものをていねいに過ごすことが「おもてなし」と・・。
人がうれしいと自分もうれしい。
それを喜べる自分がまたうれしい。 -
こまめに読んで日本文化を取り入れたくなる
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わたしの家はどちらかといえば田舎で、母も田舎育ち。というわけで昔ながらの生活習慣はなんとなく今でも家に残っていると思う。
お正月に鰹を削って鰹節を作ったり、包丁をといだり、刺繍や裁縫が上手でよく服や遊び道具を作ってもらったり、、
でも今までやってもらってきたことを、自分は伝えていくことができないんじゃないかという不安が漠然とあった。
この本は日本でずっと伝わってきたおもてなしの仕方を、現代でも簡単にできるような方法を教えてくれます。
ホームセンターで購入できるものを使ったり、一工夫でできたり。
細かいところの心づかい、それにつけられた名前も美しいなあと思います。線香花火の燃えていく過程にそれぞれ呼び名があるなんて知らなかった!ロマンチック!
人に教えたくなるし、自分でも大切にしたいなあ。
(リビングに置いといたら普段本を読まない母も興味を持ってくれたようで嬉しい) -
1テーマ見開きで右ページに文章、左頁にイラストで季節ごとの暮らしが紹介されています。
ただ昔の暮らしを懐かしむものではなく、現代の暮らしに取り入れられる懐かしいものが紹介されていたり、ごく日常の家事の紹介があったり、「今」の暮らしをちょっと豊かにするヒントが詰まった一冊です。 -
おもてなし。相手ありきか……?と思いきや、まずは日常の中の出来事を大切にすることで「自分の心が満たされる」。その先に、相手を思いやる心がアクションを起こさせる。
日々の生活、あらゆるところに豊かさが宿る切り口の、提案です。 -
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