おうちで楽しむ にほんのもてなし

著者 :
  • 技術評論社
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本棚登録 : 146
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774136622

感想・レビュー・書評

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  • おもてなしというより、お金をかけずに日々を楽しむヒント集的な感じ。
    石垣のすきまや歩道の溝に生えてる苔を集めて苔玉をこしらえるというのは今まで思いも寄らなかったので面白かった。
    蚊帳も、秘密基地みたいで楽しいかも。

  • 図書館で昨年末から気になっていた本。読むべき本が山積みにあったので遠慮してましたが、今日読んでさっそく読みました。絵がほっこりする可愛いくて優しい気分にさせてくれる。
    まえがきにあるんですが、おもてなしという日本語の由来は、「うらおもての無い気持ちで」、または「何かをもって成し遂げる」ということからきてると。ゆえに。もてなしには、気持ちで相手を思いやる目には見えない部分と、実際に行動してかたちに表す目に見える部分の二つがあり、両方をあわせてどうぞと差し出すのが最高のおもてなし。

    各項が「来客」や「訪問」だけではなく「家族」「室内」「庭」「食事」「装い」「手紙」に「遊び」と普段から一緒に暮らす家族から、日々の暮らしそのものをていねいに過ごすことが「おもてなし」と・・。

    人がうれしいと自分もうれしい。
    それを喜べる自分がまたうれしい。

  • こまめに読んで日本文化を取り入れたくなる

  • うちにひとよぶために。

  • わたしの家はどちらかといえば田舎で、母も田舎育ち。というわけで昔ながらの生活習慣はなんとなく今でも家に残っていると思う。
    お正月に鰹を削って鰹節を作ったり、包丁をといだり、刺繍や裁縫が上手でよく服や遊び道具を作ってもらったり、、
    でも今までやってもらってきたことを、自分は伝えていくことができないんじゃないかという不安が漠然とあった。


    この本は日本でずっと伝わってきたおもてなしの仕方を、現代でも簡単にできるような方法を教えてくれます。
    ホームセンターで購入できるものを使ったり、一工夫でできたり。

    細かいところの心づかい、それにつけられた名前も美しいなあと思います。線香花火の燃えていく過程にそれぞれ呼び名があるなんて知らなかった!ロマンチック!
    人に教えたくなるし、自分でも大切にしたいなあ。

    (リビングに置いといたら普段本を読まない母も興味を持ってくれたようで嬉しい)

  • 1テーマ見開きで右ページに文章、左頁にイラストで季節ごとの暮らしが紹介されています。

    ただ昔の暮らしを懐かしむものではなく、現代の暮らしに取り入れられる懐かしいものが紹介されていたり、ごく日常の家事の紹介があったり、「今」の暮らしをちょっと豊かにするヒントが詰まった一冊です。

  • 見開き右側に文章。左側にイラスト付きのアイディア。が書かれている1冊でした。わりと簡潔にかかれて読みやすかったです。
    「おもてなし」だけど、日々の暮らしに少しずつ取り入れたら豊かになりそうな事が書かれていました。
    おもてなしって、角ばったものでなく、ちょっとした、ふんわりとした気遣いだったんだと、感じさせる1冊でした。

  • おもてなし。相手ありきか……?と思いきや、まずは日常の中の出来事を大切にすることで「自分の心が満たされる」。その先に、相手を思いやる心がアクションを起こさせる。
    日々の生活、あらゆるところに豊かさが宿る切り口の、提案です。

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著者プロフィール

日本の行事・歳時記研究家。文筆家。ライフワークは季節のしつらいと祈りのかたちづくり。横須賀市秋谷に築八十年の日本家屋スタジオを構え、「季節のしつらい教室」を主宰。日本の行事の源流に触れつつ、現代のくらしや世代に合わせて提案している。東京新聞に「くらし歳時記」、神奈川新聞に「季めく暮らし」、スタイルアサヒに「季の記」、東急沿線フリーマガジン『SALUS』に「暦と暮らす十二ヶ月」、月刊誌『清流』に「季節のしつらい 祈りのかたち」、第一園芸のウェブサイトに「花月暦」を連載。ほか、「YANASE LIFE plaisir」などの企業誌にも寄稿している。著書は、ロングセラーの『おうちで楽しむにほんの行事』(技術評論社)をはじめ、『七十二候で楽しむ日本の暮らし』(KADOKAWA)、『口福だより』(小学館)、『知っているとうれしいにほんの縁起もの』(徳間書店)、『鳩居堂の歳時記』(主婦の友社)、『にほんの行事と四季のしつらい』(世界文化社)など多数。日本の季節の楽しみ、行事の美しさを伝える映像をYouTubeにて配信中。

「2021年 『花月暦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

広田千悦子の作品

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