知るほどハマル!温泉の科学 ~温泉の”癒し”にはワケがある~ (知りたい!サイエンス 59)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774138947

感想・レビュー・書評

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  • 温泉の効果はそれに含まれるイオン類を皮膚から吸収することで得られるので、時間がたったり、薄まったりしてしまっては効果が減るそうだ。
    だから、循環式の温泉や、湯量が少なくて薄い導水を混ぜているところは良い温泉とは言わないそうだ。
    良い温泉は、湯量が豊富で、熱い場合は薄めず熱交換器で覚まして出てくるものを指すそうで、そいいうところは少なくらしい。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/472426114.html

  • [ 内容 ]
    ふと行きたくなる場所、それは温泉。
    手ぬぐい一本で湯に浸れば、全身至福の開放感に包まれて、何と心地よくなることか!しかしこれは気分の問題ではない。
    温泉の効果は科学なのだ。
    温泉の恵みはどこから来たの?
    温泉は一体どう効くの?
    ほっこりできるのにはワケがある?
    …なぜ温泉が私たちを惹きつけ、実際に癒しを与えるのか、温泉と自然・脳・体の関係を本書で探ってみよう。

    [ 目次 ]
    第1章 「温泉科学」の誕生と医療効果
    第2章 温泉の起源と掘削技術
    第3章 温泉を科学していない温泉法の功罪
    第4章 高温の温泉に棲む生物がいる
    第5章 予防医学としての「湯治」という文化
    第6章 脳科学でわかってきた温泉の新たな効能
    第7章 温泉の分類と入浴法の科学
    第8章 癒しを与えてくれる風呂の造りと設え

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 温泉についていろいろ書かれており有馬温泉がフィリピン海プレートに起源を持つとか、玉川温泉が凄いとか、いろいろ参考にはなるのだが、もう少し体系的、科学的に突っ込んだ話が読みたいという気も。

  • 経済的な循環式の温泉には危険な雑菌やバクテリアがいるかもしれない。温泉法のおかしなところなど、温泉好きなら把握しておきたい本当のところ。

  • 自分のためのメモ。

    ・温泉の「気持ちよさ」を感じさせる、脳内のセトロニン
    ノンアドレナリン(神経を興奮させる)
    ドーパミン(快楽や喜びを増幅させる)

    温泉に入ると、セトロニンがノンアドレナリンとドーパミンを
    コントロールして「気持ちよさ」を感じさせる。


    ・シャワーでは身体はあたたまらず、代謝機能は働かない

    ・温泉法の趣旨
     温泉を保護し、その利用の適正を図り、公共の福祉の増進に寄与すること。

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著者プロフィール

文学博士・医学博士。札幌国際大学観光学部教授(温泉学、観光学)、モンゴル国立医科大学伝統医学部教授(温泉健康医学)。旅行作家、崇城大学客員教授(温泉学)。
1949年北海道洞爺湖町洞爺湖温泉生まれ。東京外国語大学大学院(修士課程)、モンゴル国立医科大学大学院(博士課程)で、第三世界の文学、モンゴル学、温泉医学等を学ぶ。日本で初めて温泉を学問としてとらえ「温泉学」という分野を切り開いた温泉教授の異名で知られる温泉学の第一人者で、温泉文化論、温泉観光学から温泉医学まで活動範囲は多岐にわたる。現在、国際的な温泉学者として活動する一方、国内では精力的に全国各地の温泉地再生の指導を行っている。
「温泉は生きている」という概念のもと、「源泉かけ流し」という言葉を造り啓蒙・普及、及び理論の構築に努め、全国各地の「源泉かけ流し宣言」を主唱。現在まで入湯した温泉は4600湯を超える。
著書に「温泉教授の温泉ゼミナール」「これは、温泉ではない」「温泉教授の日本百名湯」(以上、光文社新書)、「江戸の温泉学」「温泉旅館格付けガイド」(以上、新潮社)、「温泉教授・松田忠徳の古湯を歩く」「温泉維新」(以上、日本経済新聞出版社)、「温泉力」(ちくま文庫)、「美人力を上げる温泉術」(講談社+α文庫)、「新・日本百名湯」(日経ビジネス文庫)、「松田教授の温泉道」(中西出版)、「一度は泊まってみたい癒しの温泉宿」「温泉に入ると病気にならない」以上、PHP新書)など、130冊以上あり、温泉関係の著書はアジア諸国で翻訳出版されている。
他に、DVD「温泉教授・松田忠徳の日本百名湯」全10巻(日本経済新聞出版社)、ニンテンドーDSソフト「全国どこでも温泉手帳」(マーベラスエンターテイメント)もある。

「2011年 『北海道の観光を変える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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