組込みソフトウェアエンジニアのためのハードウェア入門 (組込みプレスSelection)

  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774140155

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り、組み込みソフトウェア開発者向け。いわゆるオープン系(Windows/UNIX など)な人にはちょっと向かないと思う。基本情報の延長のコンピュータ概論的なものを想定していたが、もっとレベルが高い(組み込みより)だった。

  • 組込みの現場でハード寄りの知識が足りないと思ったので、入門的な内容から補給。
    5つのパートからなり、それぞれ
    1.組込み開発の基礎
    2.各工程の基礎知識
    3.ハードウェア記述言語
    4.電子回路
    5.計測機器
    の解説となっている。

    いきなり1パートの前に用語解説が付いており、
    基本情報技術者レベルで学ぶ用語が多いが、専門的なものもあり心強い。

    基礎情報では、プログラムとは?とかデジタルとアナログの違いとは?などといった
    ところから始まっているので、全く初心者でも問題なく読み進められると思う。

    特に組込みで重要になる「割り込み」については、本書でも組込みソフトウェア開発の最重要知識として扱われている。
    ハードの振舞を決める上でとても重要になるが、普通のPCで動作するソフトウェア開発ではなかなか接する機会が無いため、自分も組込みの現場に入るまで意識したことはなかった。
    他の組込み特有のソフトウェア都合についても、現場では「当たり前の事」として扱われるものが多いので、丁寧に説明してくれるのは嬉しい。

    パート5の測定器についての解説も簡単ところから説明してくれているが、ある意味最重要工程だと思う。
    ソフトウェア開発といえども、組込みでは動かすターゲットがハード上に存在し、
    いかにソフトウェアが仕様どおりであっても、ハードを含めた動作に問題があれば不具合であり、ノイズといった論理で想定しきれない要素が関係してくる。
    実際には1人で全工程を行う必要はなく、担当者ごとに職域は決まっているが。
    問題の境界を見極めるためにも知識として抑えておいて損はないだろう。

    全体的にとても読みやすい、専門科を出身としていない組込みソフトウェアエンジニアに最適な最低限知識な知識です。

  • ソフトウェア開発者向けにハードウェアの世界を紹介している本。
    そのため、ハードウェアと言っても電子回路系のソフトに近い部分を扱っています。
    特に、4章「電子回路を読む」、5章「測定器、使えてますか?」が参考になりました。

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著者プロフィール

サイエンス・ライター

「2013年 『生活保護リアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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