- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774148717
感想・レビュー・書評
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3.11に関して開かれたシンポジウムの収録本です。
自分たちで取材にも行かないTV局。
通り一遍のジャーナリスト。
何とも、日本は不思議な国...と思いました。
同時に「任せられないね、こりゃ」とも思いました。
鷲田清一氏の意味深い言葉。
藏本一也氏の、経営の立場から見た電力に関わる分析。
内田樹氏の情報格差への指摘。
上杉隆氏の”日本のジャーナリズム”斬り。
そして、岩田健太郎氏の切れ味ある発言。
一気に読みました。
このような方々にどんどん意見を発していただきたいものです。
自分も憂い悩んでいるだけじゃだめですね。 -
昨年夏に買って以来積ん読していたものを読んだ。
3.11から言われ続けた社会構造の欠陥や「腐敗」といった内容
自ら積極的に情報を収集し、自分で考えなければならない社会の到来を告げるとともに、連帯の大事さも伝わる一冊。
夜警国家観というものがあるが、現在はその夜警団が夜盗をしているといっても過言ではないと感じる。 -
今年は情報難民から脱出してみようと思った。良質な情報ってなんだー?
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著者の豪華さにひかれて買いました。読み始めてはじめて知ったのですが、震災後の昨年6月に行われたチャリティーシンポジウムの内容をまとめた本です(この本の印税も震災の寄付金に充てられるそう)。
くわしい内容については省きますが、主に震災のこと、メディアのこと、情報リテラシーのこと、そしてこれからの未来のことについて全編に渡って濃く深いやりとりが続き、最後まで引き込まれました。読んでいた中で、やはり鷲田先生と内田先生はその知見、人間としての深さがすごいです。目からうろこな学べる箇所がたくさん。興味がある方はぜひどうぞ。 -
印税は寄付されるというので、まぁ・・・。
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神戸三宮のジュンク堂にて購入。
一人でも多くの日本人に読まれるべきと思う。 -
教員からの推薦図書。
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タイトルで購入。
有事に対応するコミュニケーション力って何かなと思ったが、別にそれに限定せずに、原発事故に関係する報道、メディア、救護活動などに対する対談録。
ちょっと期待はずれの点もあるが、印税はすべて復興の寄付にあてるそうで、対談者もボランティアということで許せる感じかな。
①内田:感情的にならず、冷静に、告発とか非難とかいう語法にいつかないようにして、リスクとともに生きる。そういうふうにはらをくくるしかない。(p128)
②上杉:世界からみたら日本の経済成長でなんらかの形で今後の生活ができるかといったら、はっきりいってできません。なぜかというと、4月4日に海洋汚染して国際賠償があるわけですね。(p118)
あの放射能の海洋投棄って海洋法違反じゃないかと思っていたが、国際賠償という話もやっぱりあるんだ。
③鷲田:今度、エコタウンを高台につくる、それの設計をどうしようかtか、新しい都市の構造を考える。(中略)そういうことを考える人って僕にははしゃいでいるように見えるんですよ。それに対して、さっき僕がいったような昼ご飯に家へ帰れないっておかしいんじゃないかという問いを抱えている建築家もけっこういます。(p102)
やっぱり、エコタウンとかはしゃいでみえるんだ。