夜明けに向かってコアダンプ ~SEの恥はかき捨て、僕の! 私の! 聞かせて珍プレー集~
- 技術評論社 (2014年3月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774163925
感想・レビュー・書評
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思わず笑ってしまったw
そしてわかるわかると思ってしまう同業者の私。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
IT業界で働く人の失敗談。
特にその内容を省みたり次に活かすという事はしない本 -
SEあるある。自分も見に覚えがあって笑ったり、見に積まされたり…(´・ω・`)
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SEの失敗談集。SEの投稿による生の声。でも、信頼して頼んでいるSEさんも、こんなピンキリなんて、どうでしょう。うちのSEさん、大丈夫かなあ??
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大好きなITフリーランス漫画家?「きたみりゅうじ」さんの新刊。
gihyo.jpの連載、「きたみりゅうじの聞かせて珍プレー」
http://gihyo.jp/dev/serial/01/funny-play
の7年分の記事をまとめた内容になっておりまする。
きたみさんの本だったので、有無を言わさず購入。
連載も読んでいなかったので、新鮮に読むことができました。
要はIT会のあるある事件簿の投稿を4コマ漫画と解説/所感で見開き2ページ完結が72編収められている。
業界の人からしてみると、「あるあるー!わかるー!www」的な内容なんだろうけど、他の業種の人からしてみると何があるあるなのか、ちんぷんかんぷんかも。
この手の業界あるあるネタは他の業界の人向けに書かれていないのだから、しょうがないじゃない。と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、そんな簡単な事でもないような気がする。
似たようなITあるある事件簿を扱うサイトとして有名な「絶対サポセン黙示録」
http://www.din.or.jp/~f-aniki/sc/
があるんだけど、当時自分がサポセンで働いていた時によく見ていた。面白かった。(今もあるんだね)
本書と絶対サポセン黙示録の決定的な違いが、本書は業界あるあるナノに比べて、”絶対〜”は基本的にはサポセンとコンシューマという関係性になる。
片方ががIT業界とは関係の無い一般人であることによって、面白さのツボは一般人でも知っているミスやネタを題材にしているから、誰が読んでも笑える。
これが、本書の場合。
IT業界人が見てニヤリとできるが、一般人が見てもハテナ。
それはまだ良い。
IT業界人向けに作られているから。
だが、IT業界人が見ても、ムムッ?何が面白いんだろう。解らない…。
となってしまった場合。
業界人なら当たり前の事を想定として書かれている分、ネタが解らなかった場合は、居場所を無くす気持ちにさせられる。
技術者にありがちなんだけど、片方が当たり前だと思っていた技術用語が、もぅ片方には通じなかった場合。
仲が良い人じゃないばあいは、相手の力量を察しながら会話するべきだが、特に技術者はその察知能力が低い。
相手苦笑いしながら話してるでしょ。
解っていないんだからプライド傷つけない様に察知してあげて。
となる。
IT業界と言っても、
インフラ、サーバ、DB、ソフトウェア、PGと多種多様にわたるので、特定の当たり前は別担当の当たり前ではなくなってくる。
本書も同じ。
当たり前に書かれていることが知らなかった場合。
その鈍感な技術者のマシンガンIT用語トークに胸打たれる心境に陥るw