ふしぎなともだち

  • くもん出版
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774323442

感想・レビュー・書評

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  • 男の子は田舎の小学校に引っ越しした。
    始業式の日に体育館の登り棒に登ったり、奇声を発したりしていた男の子がいるけれど、みんな気にしていなかった。
    その男の子はやっくんと呼ばれていた。
    やっくんがいけないことをしそうになるとみんなでやっくんを優しく諭すのだった。
    中学校に入ってやっくんが先生に叱られるようなことがあったら生徒がやっくんのことを説明していた。
    主人公は大人になり、郵便局の配達員になった。
    やっくんはバイクでメール便の配達員になっていた。
    あるとき、図書館に配達に行くとやっくんが大声を出していて叱られていた。
    主人公が郵便を風に飛ばされ泥だらけになって上に叱られて凹んだとき、やっくんが慰めてくれた。
    やっくんとは言葉は通じないけれど、初めて気持ちが通じだと思う主人公だった。

    自閉症の男の子と言葉は通じなくても気持ちは通じる。

    奇声を発したり、突拍子もないことをするのって自閉症だったっけ…。
    ADHDとかいうのだったような。
    ADHDは自閉症の括りに入るのかな。

  • 2年から。特性を持つ子は交流が上手くはなくてもちゃんと優しい。表現が上手くなくても真っ直ぐでとても優しいその姿が大人になってく姿が好き。

  • うまく言えないのだけど、なんか温かくて好き。変に美化されてないところもいい。
    練習でゆっくり読んだら10分ちょっとでした。

  • 「ことばでわかりあえなくても、心はわかりあえる。島の小学校に転校してきたぼくのクラスには、自閉症のやっくんがいた。障がいの有無をこえて「共に育ち、共に生きる」ことをえがく絵本。」

  • 6-1 2015/06/17

  • 2019 4-2
    4分

  • リアルに本の世界に入ったような気になって、色んな感情を追体験していた。読み聞かせるにはタイミングが難しいとは思うが、是非こういう本を読んで、共感できたらと思う。

  • 8分。自閉症の同級生と共に成長していく。言葉は交わさなくても心で通じ合う。
    自閉症の子供についての本なのでクラスの担任と相談して読むか判断。

  • やっくんは優しくて、強くて、おおきくて
    だけど、だからこそ、みんなに包まれて愛されているのだなあ。

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著者プロフィール

1940年大阪府堺市に生まれる。高知県で少年時代を過ごす。絵本に『祗園祭』(第6回世界絵本原画展金牌受賞)『じごくのそうべえ』(第1回絵本にっぽん賞受賞)『あつおのぼうけん』『ななしのごんべさん』(いずれも吉村敬子・共作)『とんとみーときじむなー』『てっぽうをもったキジムナー』『やんばるの少年』(いずれも童心社)『てんにのぼったなまず』(第11回世界絵本原画展金牌受賞)『のら犬ボン』『ふしぎなともだち』(第20回日本絵本賞大賞受賞/いずれもくもん出版)、35年間の画業をまとめた、自伝的画集『憤染記(ふんせんき)』(染織と生活社)などがある。

「2022年 『なきむし せいとく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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