かぜがつよいひ

著者 :
  • くもん出版
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本棚登録 : 184
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774329277

作品紹介・あらすじ

こんなしりとり絵本、みたことない!?
風が強いから待っていてね、と言って出かけていったお母さん。のこされた姉弟は、家の中でしりとりをして待っていることにしますが、なぜか窓の外では、ふたりがしりとりで口にしたものが、つぎつぎに風で飛ばされていきます。そのことに、ぜんぜん気づかないふたり。しりとりはしだいにおかしな方向へエスカレートし、ついには「うち」まで風に飛ばされ、はるか宇宙へ。窓の外では「ちきゅう」が風に飛ばされ、宇宙空間には、買い物に行ったはずの、お母さんが!? 
ことば遊びから心がざわつくような空想世界を広げていく、独特の童話や絵本で評価が高まる昼田弥子さんの発想を、シゲリカツヒコさんが圧倒的な画力で描ききります。誰も見たことのないナンセンスしりとり絵本、ここに誕生!

感想・レビュー・書評

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  • シゲリカツヒコさんのえだからこの絵本は面白いんだろうなぁ。
    一年生の読み聞かせに持っていったら面白がってくれるかな。

  • 風が強い日に、お留守番のきょうだいがしりとりをすると、言ったものが強風に乗って次々と現れ、飛び去っていく…なんてシュールなしりとりでしょう。ありえないものを出してもそのありえないものが押し寄せ、空間は広がり、きょうだいはありえない世界に飛ばされて? リアルな絵だから可笑しみも強烈でした。

  • 強風の中の超困難度しりとり。
    迫力満点!

  • 風が強い日、お母さんはお買い物へ。
    姉と弟がお留守番。
    2人はしりとりを始めます。
    すると外に、しりとりに合わせて外の景色が…えらいことになってますよ~
    もう家が宇宙まで飛んでったり、なんとも壮大なしりとりなんです。

    絵はシゲリカツヒコさん。
    シゲリさんの描く、浮遊感、登場人物のたくましさ、好きだわ~。
    あ、『だれのパンツ?』のパンツ飛んでる!

  • お留守番している姉弟が始めたしりとりが、どんどん広がってとんでもないことになっていく。風の強さが見ているこちらに伝わってくる画力がすごい。

  • 「しりとり」という、シュールな言葉遊びを、シュールに視覚で表現。

  • 家の中で遊べるしりとり

    ダイナミック

  • 風が強い日に家でお留守番中の姉弟が始めたしりとり。
    しんぶんし、しゃつ、つりざお…窓の外をしりとりの言葉が次々飛んで行くナンセンスっぷり。どんどんエスカレートするしりとりの行方に注目。
    ここに載っている「ろっぴきのまぐろ」や「ろぼっとおんぼろ」みたいな同じ音で攻めるしりとりのやり取りは7歳の息子もよく仕掛けてくるなぁw
    いつもダイナミックでスケールの大きなシゲリさんの絵は今作でもやはり地球では収まりきれず。壮大な想像力をフルに生かしたラストに、まじめな息子は「えっ!どういうこと?」と頭をフル回転させていたw

  • しりとりしたものが、お空にどんどん出てくる。どんどん規模がでかくなっていく。絵がステキ!!文字少なめで、絵のインパクトありの絵本。
    〇未就学児~

  • ブックサンタ2023の最初の記譜絵本として購入。
    未来屋書店で本探しをしていて、絵本大賞の棚を通りかかって「これなら楽しく読んでもらえそう!」と。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。メリーゴーランド「絵本塾」出身。2010年、『飛ぶ教室』第11回童話部門において「ハニホ氏の小指」で優秀作。2015年、『ほんとはスイカ』(高畠那生・絵/ブロンズ新社)で絵本作家デビュー。童話『あさって町のフミオくん』(高畠那生・絵/ブロンズ新社)で第52回日本児童文学者協会新人賞受賞。他の絵本に、『ノボルくんとフラミンゴのつえ』(高畠純・絵/童心社)、童話に『コトノハ町はきょうもヘンテコ』(早川世詩男・絵/光村図書出版)がある。

「2023年 『かぜがつよいひ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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