- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774330785
感想・レビュー・書評
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助けたい。支えたい。
気持ちは真実。そう思っていることに間違いはない。
でもどこまでのことができるだろう。どこまでの覚悟があるだろう。
中途半端なその言葉は、余計に相手を傷つける。
しかし、どこまでの覚悟があればその言葉を言う権利があるんだろう。
それでは助けを求めている人の手をおいそれと握ることができなくなる。
正解がないんだ。 -
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SNS担当が語るこの1冊:『 With You 』 | くもん出版(2020/12/18)
https://bit.ly/3ERIZ5qSNS担当が語るこの1冊:『 With You 』 | くもん出版(2020/12/18)
https://bit.ly/3ERIZ5q2023/03/03
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ヤングケアラー問題について踏み込んだ物語。
どんな家庭でもそれぞれの悩みがあるということを実感した。 -
さらっと読めました。次男である主人公が思春期真っ只中、高校受験と優秀な兄への劣等感と、自己中心的な悩みから、ヤングケアラーのおんなのこと出会って、すこしずつ自分の目線が変わる話。
ずっとその少年が主人公で、主人公の目線でしか話が進まないけど、これ、女の子の目線で、書かれている章があったら、もっとヤングケアラーへの想像力が深まるんじゃないかな。
よっぽど想像力にとんだ子だったらいいけど、これを読んだ普通の中学生や高校生は、ヤングケアラーの追体験をしないと、彼女の気持ちや大変さ、わからないんじゃないかな。
中学生の恋愛小説としては、とても清々しい読み終わりでした。
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ヤングケアラーという、下手をすると白けてしまったり、上滑りしてしまいがちなテーマが、読みやすく上手にまとめられています。
社会問題だけでなく、思春期の恋愛模様や、兄弟間での葛藤など、10代らしいテーマが、軽やかにテンポ良くつづられていて、最後まで興味を持って、集中して読むことができました。
小学校高学年のお子さんをお持ちの方は、ぜひ家族で読んで頂きたい一冊です。 -
「中学生、彼ら(主人公)と同じ年代に読んでもらいたい、一冊」
自分ではどうしようもないものに不安や不満を抱えて、毎日を過ごしていく中学生のかれら。「ヤングケアラー」をテーマに、互いに惹かれ合う二人の繊細な心情が描かれている。 -
中学生の課題図書
中学生、読んで損はない。
読むべき。
読みたいものを探しているならぜひ、手に取って欲しい。
ヤングケアラーについて、その言葉も知らない、中学生がこの本を読んだ時、自分と年齢のかわらない子がこんな思いで、日々を過ごし、家族のために頑張って生きていることを知ることで、自分自身の恵まれた暮らしにも、気づくことがあるのではないかと思う。
この本を読むと、友達の行動に、大丈夫かな?どうしたんだろう?と感じるアンテナの感度が良くなるかもしれない。そうあってほしいと思う。