より良く働くためのワークマネジメント 日本の会社に蔓延する 「仕事のための仕事」を根本からなくす方法

著者 :
  • 現代書林
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774518800

作品紹介・あらすじ

Facebookの共同創業者のダスティン・モスコヴィッツと、元Googleエンジニアのジャスティン・ローゼンシュタインが立ち上げたタスク管理ツールAsana。
その日本法人、Asana Japan 株式会社の代表取締役社長、田村元による、「より良い働き方」を実現するための、より良く働くための鍵、「ワークマネジメント」に言及した一冊。

会議やメールで忙殺されている、
もっと効率的な働き方があるはず、
残業をなくしてオフの時間を充実させたい、
チーム間でのやりとりをより良いものにしたい、
等感じている方、現状を変えたい方、新しい観点が欲しい方、是非ご一読ください。
あなたのより良い働き方の一助となれれば幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事の効率化としてどのような姿勢で望まなければならないのか、またボトルネックはどこにあるのか説明してある点は評価できるのですが、全般的に後述的であり、「そうかもしれない」以上の知見を得ることはできませんでした。

    以前の会社でAsanaを使っていましたが、TODOリスト以上の効果を出すことができなかった(誰もAsanaが持ちうる潜在的能力を活用できなかった)ので、より実践的なAsanaの使い方を知ろうと思い購入したのですが、「こうあるべきだ」的な話に終始しており、「Asanaをどのように使うべきか」というケーススタディを得ることはできませんでした。

    働き方改革としての啓発書という位置づけであれば、この内容でも充分評価し得る内容なのですが、はやりAsana Japanの代表が著されるのであれば、「このようなルーチンはAsanaを使えばこのようにできる」と、ある程度具体例を持って示すべきかと思います。

    また、随所に「こういう調査結果があります」という引用がありますが、その引用元について言及がありません。
    おそらく、何らかの調査に基づいた記述かと思いますが、説得力をつけるためには、いつ、誰が発表したデータなのか、その裏付けは欲しいところです。

  •  日本におけるオフィスワーカーの仕事における不合理・不経済・非効率を一挙に解消するであろう「ワークマネジメント」について一石を投じる本である。これまでのオフィスワークに対しる破壊的イノベーションを提供するのがAsanaだからだ。
     個人的にはAsanaというプロダクトがどうかということはさておきオフィスワークにおける「ワークマネジメント」の革新は必須であると思う。なぜなら導入していない会社と導入している会社では効率性に大きな差が生じ淘汰されると思うからだ。
     新型コロナウイルスの蔓延により新しい生活様式なるものに一気に変わってきた。これまでならオフィスの「島」で日中共同生活をしていたが故に齟齬作用的な学びや情報共有が行われてきた。一方弊害としては「集中が途切れる」ということにもつながり、残業で静かになってから業務をこなすということが一般的だったと思う。
     ワークマネジメントツール、Asanaに関してはこれをデジタル上でより効率的に行える様にするという仕組みである。オフィスを提供する不動産デベロッパー、オフィスでのアメニティを提供するオフィス家具等メーカー、旧来のグループウェアを提供するソフトウェア産業などに対する、破壊的イノベーションを提供しているのがAsanaだということは認識しておいた方が良い。
     本書は結果的には上記のような視点で書かれている。実際に現場で苦労していない人、ITが如何に業務変革に寄与するか理解できていない人にとってはチンプンカンプンなのであはなかろうか。非常にわかりやすい日本語だし、文章量も少ないため読みやすいのだが、事前の知識や経験により印象が大きく変わってしまいそうだ。

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著者プロフィール

Asana Japan 株式会社
代表取締役社長
ゼネラルマネージャー

情報経営イノベーション専門職大学
客員教授

25年以上にわたりビジネスアプリケーションを通じて企業のパフォーマンス向上に従事。
特に、SaaSビジネスに関しては、2000年代後半の日本におけるクラウドコンピューティング黎明期から、常に先駆的な立場でクラウド活用による業務効率化を推進してきた。
SAPジャパンではマーケティングバイスプレジデント、ネットスイート株式会社の代表取締役、株式会社パソナテキーラ代表取締役、日本マイクロソフト業務執行役(ビジネスアプリケーション)などを経て、2019年7月より現職。
現在は、ワークマネジメントプラットフォームのAsanaの普及とともに、生産性向上とDXで働き方の変革をもたらす「ワークマネジメント」そのものの啓蒙活動に力を注いでいる。


「2020年 『より良く働くためのワークマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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