だんろのまえで

著者 :
  • 教育画劇
4.10
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本棚登録 : 381
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774611082

感想・レビュー・書評

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  • 絵も優しくて可愛い。
    内容も疲れたら休めばいい、その場所を好きになればいい、と大人が読んでもとてもいい絵本だったな。

  • この絵本もフォロワーさんの感想を見て、
    読みたい!と思った本

    優しくて、ほんわか温かくなる

    仕事も忙しく、殺伐としてる職場で
    昨年のこの時期から一年走ってきたけど
    心底疲れているな、心から出てくる労いと優しさを
    求めているんだなワタシ。と感じた

    「つかれたら やすめばいいんだ、
     むりしないで じっと していれば
    げんきになるさ」

    「すきに なるのが いちばんさ。
     すきに なる きもちが あれば
     どこででもだいじょうぶ。
     すきな ことが あれば どんな ときでも
     だいじょうぶ」

    うさぎさん(T ^ T)
    ワタシも
    この仕事がすき!職場がすき!なきもち
    を忘れていたよーー

    明日から又いちからがんばろう、ぼちぼちと。

  • これは子供より大人に響くかも
    読み聞かせで声に出して読むからか
    何回読んでもじんわりできて励まされる感じ

  • 〝ある日ぼくは、山の中で道に迷ってしまいました。雪も降ってきて、寒くて、とっても疲れて歩いていました...一本の大きな樹があり、ドアがついています。ぼくは、すこし休ませてもらおうと、ドアを開けました・・・「寒いからドアを閉めて、こっちにおいで」 暖炉の火が赤々と燃えてます 「ここに坐って、暖まりなよ」 暖炉の前には兎が坐って、ずっと火を見ています「疲れたら、休めばいいんだ、無理しないで、じっとしていば元気になるさ」・・・暖炉で燃える炎を見ているだけで、気持ちがおちつき、暖かさが伝わってくる。背中のあたりが、ごわごわする。見ると何匹か動物が寝ている。ゴロゴロと喉を鳴らしながら、ぼくのお腹にのってきた・・・〟ほんわりとした暖かさに包まれる癒しの絵本。

  • 男の子がやまに出かけてたらまいごになった。
    それでさまよていたら、目の前にいえがありました。その中にうさぎがいました。それてしあわせにくらしました。
             ーたなかしょうえい

  • 蝋燭の炎、暖炉の温かさ、そしてうさぎの「疲れたらやすめばいいんだ 無理しないでじっとしていれば元気になるさ」という言葉が心に沁みます。

  • 雪が降る山で道に迷ったぼくは、ドアがついている一本の大きな木を見つけました。ぼくは少し休ませてもらおうとドアを開けて入っていきました。中は真っ暗でした。
    「さむいから、ドアを閉めてこっちにおいで」
    誰かが中から言いました。



    なんとも不思議な雰囲気の絵本でした。
    なんで雪山?小さなぼくがなんで一人で?これは夢の話かな??と思いながら読み進め、読み終わった頃にはなんだかポッと心の中が暖かくなったような気持ちになれました。
    うさぎの言葉が印象的で、絵柄、雰囲気、言葉、全てが炎のように絡み合って私の心に残った、そんな気がしました。何かが大きく変わるのではなく、じわっと灯るというような。ここがいい、ここが読みどころだと言葉では言い表すのが難しい、本当に不思議な絵本でした。
    子ども達の心にどんな風に残ったのかも気になるところですが、言葉にしてしまうのが勿体無い気がするので、このまま聞かずにいようと思います。
    大人向け、子ども向け、どういう時に読むと良い、読みたくなるという分別が曖昧な、曖昧にしておきたくなる絵本です。

  •  今の時代、大人ばかりでなく子どもたちもとても疲れてしまっているように見える。物質的な豊かさの中にあっても、住む場所があっても、温かな場所と、そのままの自分を受け入れてくれる家族や仲間の存在を感じられずにいるのだとしたら少し淋しい。
     暖炉の火のゆらぎの中で「つかれたら やすめばいいんだ、むりしないで じっとしてれば げんきに なるさ」と語られるひと言が、スーッと心に沁みてくる。疲れた大人も子どももありのままの姿で癒やされるこんな空間があれば素敵ですね。

  • これは、深い…。
    じっくり読んでもらいたい。
    疲れている中高生にもおすすめできそう。
    火は身体もこころも暖めてくれる、落ち着きも得られる。

  • 猫たちと暖炉の前でうとうと。最高に癒しの空間。
    火を見つめるうさぎの横顔に深みを感じる。

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著者プロフィール

1952 年、東京都に生まれる。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を、『ぼくの鳥の巣絵日記』で講談社出版文化賞絵本賞を、『ニワシドリのひみつ』で産経児童出版文化賞JR賞を、『あるヘラジカの物語』で親子で読んでほしい絵本大賞を受賞。主な作品に「のりものえほん」シリーズ、『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』、『せんろはつづく』、『みずとは なんじゃ?』、『としょかんのきょうりゅう』、『戦争をやめた人たち』が、鳥の巣研究家として『鳥の巣いろいろ』、『ツバメのたび』、『鳥は恐竜だった』などの著書がある。静岡県在住。

「2022年 『三日月島のテール 行くぜっ! 海の宅配便(全5巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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