浪人若さま新見左近: 書下ろし長編時代小説 (将軍の死) (コスミック・時代文庫 さ 6-4)
- コスミック出版 (2012年4月5日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774724201
感想・レビュー・書評
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浪人若さま 新見左近 シリーズ4
後の第6代将軍、徳川家宣が、身分を隠し、浪人・新見左近と名乗り、悪者を成敗する、痛快時代小説。
徳川家綱の容体が思わしくなく、徳川光圀の強い推しで、綱吉が第5代将軍に決定した。
家綱は左近を呼び「綱吉が、道を誤りそうになった時は、助けてやってくれ」と頼み、三日後にこの世を去った。
綱吉が、新将軍になり、綱吉と左近の命を狙った、酒井雅楽頭忠清は、大老職を解かれた。腹いせに浪人達を雇い、幕府の転覆を企んだが、嫡男・酒井忠挙が事件を未然に防いだ。
失敗した雅楽頭は《左近に爺と呼ばれていた頃が懐かしい。我が夢果てた今、左近が次の将軍になることをあの世から祈っている。倅忠挙をくれぐれも頼む》と左近に、遺言状を残し、切腹した。
左近は、綱吉から副将軍になるよう言われるが、断り、光圀が副将軍になったと知らされ、安心する。
牧野成貞は、綱吉の天下を磐石にするため、左近の命を狙う。
綱吉と鷹狩に出かけた際、刺客に襲われ、怪我を負った左近は、根岸の藩邸に帰った所を、お琴の隣の大工の権八に見られた。
いよいよ、身分が明かされるか。
左近とお琴、お互い、心は通じ合ってはいるが、身分違いの二人、どう決着をつけるのか。
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若さまの恋路は成就するのか?
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