浪人若さま新見左近: 書下ろし長編時代小説 (将軍の死) (コスミック・時代文庫 さ 6-4)

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  • コスミック出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774724201

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  • 浪人若さま 新見左近 シリーズ4

    後の第6代将軍、徳川家宣が、身分を隠し、浪人・新見左近と名乗り、悪者を成敗する、痛快時代小説。

    徳川家綱の容体が思わしくなく、徳川光圀の強い推しで、綱吉が第5代将軍に決定した。
    家綱は左近を呼び「綱吉が、道を誤りそうになった時は、助けてやってくれ」と頼み、三日後にこの世を去った。

    綱吉が、新将軍になり、綱吉と左近の命を狙った、酒井雅楽頭忠清は、大老職を解かれた。腹いせに浪人達を雇い、幕府の転覆を企んだが、嫡男・酒井忠挙が事件を未然に防いだ。
    失敗した雅楽頭は《左近に爺と呼ばれていた頃が懐かしい。我が夢果てた今、左近が次の将軍になることをあの世から祈っている。倅忠挙をくれぐれも頼む》と左近に、遺言状を残し、切腹した。

    左近は、綱吉から副将軍になるよう言われるが、断り、光圀が副将軍になったと知らされ、安心する。

    牧野成貞は、綱吉の天下を磐石にするため、左近の命を狙う。
    綱吉と鷹狩に出かけた際、刺客に襲われ、怪我を負った左近は、根岸の藩邸に帰った所を、お琴の隣の大工の権八に見られた。

    いよいよ、身分が明かされるか。

    左近とお琴、お互い、心は通じ合ってはいるが、身分違いの二人、どう決着をつけるのか。

  • 若さまの恋路は成就するのか?

  • 将軍が亡くなったものの、
    お琴とのことに進展はなし。
    左近、切られすぎ。

    最後はいいところで終わったので、
    次回作での展開が楽しみ。

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著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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