神のロジック 次は誰の番ですか? (コスミック文庫 に 4-2)
- コスミック出版 (2021年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774762999
作品紹介・あらすじ
〈学校〉では各国の子どもたちが、通常の授業に加え推理力を試されていた。
ここは探偵養成学校?特殊能力の秘密研究所?
やがて〈学校〉で次々と殺人事件が起きて……。
犯人は一体?子どもたちは、なぜ集められたのか?
全貌が明らかになったとき、大きな衝撃が読者を襲う!驚愕の長編ミステリー。
感想・レビュー・書評
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「特殊設定ミステリー」というジャンルらしい
「神さまがほんとにいると信じたら神はいることになる」は皆が幸せになるためらしいが、現実は神の違いで衝突し合う
無神教なのでバカバカしい 宗教って怖い
ヒトの根底は異論者を排除し、出し抜く性悪なので
争いは無くならないのが持論です
登場人物がカタカナでいまいち頭に入らない
洋書ミステリーにはまだまだレベル不足を感じる
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'24年4月18日、読了。久しぶりの、西澤保彦さん。
この前読了したのが、何だっけ?…となるくらい、久々。今作まで、何冊もチャレンジしては、途中下車したのがあります。でも、今作は…
イッキ読み!いやぁ、素晴らしかった!
以降、ちょっとネタバレになってしまうかも…ご注意を!
思わず「アレ」を思い出すトリック…調べたら、ほぼ同時期に出版されたようですね。ビックリ!共に優越つけられない作品だと思いました。
文庫解説にも書かれていましたが…現代のSNS上での、ある種の「共同幻想」的な世界に、どこか似ているような…西澤さん、二十年位先取りしてたんだなಥ‿ಥやはり、凄い作家さんですね。
楽しんで、読み終えました!感謝…⊂(•‿•⊂ )*.✧ -
ここは探偵養成学校?それとも特殊能力の秘密研究所?<学校>では各国の子どもたちが、特別な授業を受けていた。やがて<学校>で次々と殺人事件が起きて…。犯人は一体、だれ?子どもたちはなぜ集められたのか。全貌が明らかになったとき、大きな衝撃が読者を襲う。
世界各国から集められたた少年少女たちが、全寮制の学校で様々なことを学んでいく展開。けど、何かがおかしい。どことなく普通ではない異様な世界観。漫画"約束のネバーランド"に似た違和感を覚えました。
なんにために集められたのか。各々が推測していきますが、その真相は明らかにされないまま。ダラダラと続いた展開も、ある殺人事件を発端に急加速。怒涛の展開。素敵な結末。考えさせられるメッセージ。
“共同幻想” というか、なんだろ。本作を通して隠された一つのテーマが主軸にされていて、結末を知った後、パラパラと読み返してみると、さりげなく伏線が散りばめられていたりして...あまり馴染みのないSFミステリでしたが大満足でした。
多くを書くとネタバレしそうなのでここらで終わります。興味があれば、ぜひ、手に取ってみてくださいね。 -
謎めいた学校に集められている6人の少年少女。7人目が加わったときに事件が起きる。
伏線がはられていて、これはもしや…と思った予想が当たってしまったが、予想していても驚きの内容だった。
とある書店の文庫担当者 渾身のおすすめ!なる表紙で、ふと手に取ってみたんだが、おすすめしたくなる気持ちが分かる。
何ともやるせない結末も印象に残った。
これ、自分だったら…気付かない方が幸せだろうなぁ。 -
これは一体何を読んでるんだと、約束のネバーランドみたいなイメージを持ちつつ、正直ちょっと途中でやめようかとも思った。手がかりがあるにはあるんだけど、よくわからなさ過ぎた。いろいろ起こってくのに何もわからない、そして最後の最後に来るんだが、おーなるほどな……とまあまあ納得。好き嫌いは特になく、凄いなと思った。考えてると、腑に落ちない部分もあって、ちょっと強引なのかな。
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奇妙な設定が綺麗に伏線として回収されている本。
所々の違和感がしっかりと伏線になっているし、
主人公に入り込むほど結末に驚嘆するだろう。
おすすめ。