- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774790534
作品紹介・あらすじ
KY(空気が読めない)のあの人はアスペルガー症候群!?体験コミックエッセイ。妻だからここまで描けた。
感想・レビュー・書評
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書店で見かけて購入。
アスペルガー症候群の人は、公言している人は勿論、その疑いがある人も含めて、私の身近に結構います。そして、かく言う私自身も、そういうところがあります。ですから、実感持って読めました。
旦那さんの方に関しては、非常に。
ツナさんの方に関しては、ただただ反省ですね。
「分かって欲しいところで分かってくれない」つらさを読むにつけ、「私もこういう風に相手につらい思いをさせてたんだなぁ」としみじみと痛感、反省させられます。
ただ、「ツナさんの方が生きづらそう」と思ったり、「そこまで期待するのは旦那さんに酷すぎやしないか?」とも思ったりします、正直なところ。
不文律とか、察しの文化とか、空気とか、「苦手だし嫌い」という感覚が非常に強い、そして、変なところで意地を張る。これが、アスペルガーの特徴だとも思います。だから、「何で分かってくれないの!?」は逆効果でしかないんですね。
アスペルガーの人と話す側の人間は、「これが分かるのは当たり前」「こういう事は普通分かってくれるはず」という「常識」感覚を脇に置いて歩み寄らないと、ただただトンチンカンな行動をする訳の分からない人間として拒絶するしかありません。「分かってもらおうとしても無駄」という宮尾先生のアドバイスは、言い得て妙だと思います。
ただ一方で、「分かってもらおうとしても無駄」と言われると対話自体を諦めてしまいたくなりますよね。「常識」感覚を脇に置くというのも、他人にする要求としては酷だと思います。
結局、他者と自分との境界線が曖昧だとか、心理的距離とか、いろいろ挙げられてますが、要は「プライドが歪んでいる」という事だと思いますよ。自尊感情が、他者との関係性を考慮していると言い難い妙なブレかたをしているから、困ったことがいろいろ起こるのだと思います。
自分ルールとか、不必要なこだわりとか、そういう「縛りプレイ」が生きづらさの原因であることを旦那さんが気づかなければいけません。その上で、旦那さん自身が捨てなければいけません。それと同時に、「相手の話をよく聞く」態度をゆっくり養っていくしかありません。旦那さん自ら、しなければいけません。それが私の実感です。Mさんの事件にも、花束の事件にも言えることです。
私からはただ、少しでも旦那さんがよくなることを祈ります。 -
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「どうなったかという部分がぼかされて」
アスペルガーについての話を聞けば聞くほど、難しいコトなんだと思い。
私は、どうなんだろう?って不安に...「どうなったかという部分がぼかされて」
アスペルガーについての話を聞けば聞くほど、難しいコトなんだと思い。
私は、どうなんだろう?って不安になります。。。
この本は読んでませんが、ノンフィクションだから曖昧にしてあるんじゃないですか?
多分アスペルガーを知って貰うのが目的でしょうから、、、2012/08/24
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最近はやりの当事者による体験コミック。
アスペルガー症候群を妻の目から見るとこう見えたというリアルな報告。
描かれている多くのことが私にも当てはまる。相手の気持ちを考えずにプレゼントしたがるとことか。
ただ、ラスト近くに書かれている「同じ家に住んで 同じテーブルで食事していても アキラさんは彼一人の世界にいるまま」という表現はどうかなあ。そうなのかなあ。
これは夫婦の問題じゃないのか。 -
私の夫がアスペルガー症候群かはわからないですが、デリカシーなく正直に言ってしまうのはあるあるだな〜と思いました。
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アキラさんは受動型の自閉スペクトラムなので、私が知りたいタイプとは少し違いました。ですが自分の考えしか無く、それを否定されると癇癪や硬直、逃避をしてしまうのは同じような気がしています。
これは私見ですが付き纏いのような行動をするタイプもいるような。疑問が尽きません。あと、アキラさんはまだ軽い症状かなとも思いました。しかしながら、家族になるのはしんどい方かもしれません。
「カサンドラ症候群」という言葉を耳にしてこちらの書籍を読ませていただきました。 -
野波ツナさんによるアスペルガー症候群についてのコミックエッセイです。
旦那さんがアスペルガーであった経験を描かれています。
宮尾益知先生の解説もあり、とても勉強になりました。 -
コミックなので読みやすく、分かりやすく読みました。
夫がアスペルガーなのではないかと疑い、ネットで調べていた時に野波ツナさんが検索に引っかかり、早速取り寄せて読みました。
アキラさんと夫との共通点、多々あり。
ツナさんの気持ちに共感、多々ありでした。