マヤ・アステカの神々 (Truth in Fantasy 69)

著者 :
  • 新紀元社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775303801

感想・レビュー・書評

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  • FGOの中で「テスカトリポカ」や「ケツァルコアトル」「ミクトラン」などユカタン半島・マヤ、アステカ文明を扱う話が面白かったのでもっと知識を広げたくて本書を読んだ。
    太陽が4回壊れた世界、生贄の心臓を抜き取り神殿に捧げる文化(しかも毎月何かしらの神事で必要!)なところは世界各地の神話に類を見ない。中南米各国の位置関係や歴史も読める一冊。大変面白く読んだ。
    しかし挿絵はいらなかったかも。それよりも隣のページで紹介されている各王国の国王の系譜図など具体的な資料が欲しかった。
    巻末で現在観光として訪れるにはどんな経路かも詳しく載っている。これも風景写真など見たかった。

  • 【内容】
    第1章 マヤ・アステカの歴史と文化
    第2章 マヤの神々
    第3章 グァテマラ・マヤ人の神話『ポポル・ヴフ』の世界
    第4章 現人神としての王-マヤ王国盛衰記-
    第5章 ユカタン・マヤ人の神話と予言の書『チラム・バラムの書』の世界
    第6章 メキシコ中央高原の神々
    第7章 アステカの祭祀
    第8章 アステカ王国の終焉
    マヤ・アステカ古代遺跡ガイド
    参考文献一覧

    【感想】
     平易な文章と、豊富な地図や絵で、マヤ・アステカの歴史や文化から詳細に解説されているので、全くマヤ・アステカの知識が無い初心者の私にも分かり易かった。著者の土方美雄氏が、マヤ・アステカと共鳴しているような所も良い。日本とは全然違うマヤ・アステカの宗教観が何となく理解出来そうな気がする。
     第5章 ユカタン・マヤ人の神話と予言の書『チラム・バラムの書』の世界で、マヤ人の宗教とキリスト教の関係について言及されていて興味深く読んだ。
     マヤ・アステカの歴史や文化に興味が湧いてきて、メソアメリカの遺跡や博物館に行ってみたくなった。

  • メソアメリカに芽吹いた文化の数々と、歴史と人物における要約集です。
    オルメカ文明から始まりスペインによる侵略に至るまで、長い年月を高度な国家群がこの地を支配していたのだと感激します。
    多神教の神権政治が生活に直結し、これに伴う生贄の儀式は平和のために必要でした。
    多くの神々が人々の毎日に欠かせない存在であることがわかります。
    一神教のスペイン人に劣らず、多神教のマヤ・アステカ人の信仰心は強いのです。
    難しい内容ですが、読みやすい一冊。

  • マヤ文明の勉強したい。

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