小説の批評者とは、小説にもっとも忠実な読者である。フォークナー作品研究の真骨頂。
平石貴樹(ひらいし・たかき) 1948年函館生まれ。作家、東京大学名誉教授。1983年、「虹のカマクーラ」で第七回すばる文学賞受賞。 著書に『松谷警部と目黒の雨』『松谷警部と三鷹の石』『松谷警部と三ノ輪の鏡』『松谷警部と向島の血』(創元推理文庫)、『アメリカ文学史』(松柏社)、 翻訳にオーエン・ウィスター『ヴァージニアン』(松柏社)、ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』(共訳、岩波文庫)などがある。 「2019年 『一丁目一番地の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」