無愛想な媚薬 (プリズム文庫)

著者 :
  • オークラ出版
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本棚登録 : 14
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775525227

感想・レビュー・書評

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  • ゲイバレして田舎に異動してきた受け。隣の母屋に住む攻めに初対面でH(ゴーカンだよ)される。
    いやもう、本気のごめんもありがとうも美味しいも言えない攻めのどこがいんだ…

  • 初めて読んだ作家さんの作品。
    依田さんの挿絵に惹かれ読んだが、たいそう読みやすく、かなり好みだった。

  • ゲイであることを会社の先輩に知られ、
    それを言いふらされたために居づらくなり
    田舎の支店に転勤してきた節。

    社宅にあてがわれた離れの母屋に住む津守に
    ゲイであることを見抜かれ、半ば強引に抱かれてしまう。
    ぶっきらぼうだけど親切な部分もある津守と
    同棲のようなセフレのような状態になり、
    いつしか情も湧いてしまい…。

    自分のセクシュアリティを完全に受け入れていなかった
    主人公が最初のセックスに大変ショックを受けるなど、
    描写が細やかでリアリティがあります。

    言いふらした先輩は通常のBLでは悪役でしかないけど、
    物語の後半で、先輩は先輩で性的な対象に
    見られていたことに裏切られた気持ちを持ったのだ、
    と言うことを主人公が知るというくだりなどは新鮮でした。

    後半の突然の妻子登場と即退場は
    若干、え~…と思ってしまったな…。
    何であんな女と結婚してしまったのだ。

    作者は元々TL作家さんだということで
    文章も読みやすく、エロも結構多めで
    津守は強引だけど痛いことはしないので
    サラサラと読めました。

    だけど萌えるまでに至らなかったのは、
    二人は情に流されたという感じが否めないこと。
    そこの場所にいたなら他の人でもよかったのでは。

    そういう恋愛、実際にいくらでもあって
    本当にその辺リアルだと思うけど、
    物語でぐらい運命の愛を信じたい気持ち。

    あと、職人攻めにワクワクしてたけど、
    輪島塗の沈金師という設定はそんなに生かされていなかった気がします。
    もうちょっと蘊蓄あっても良かったかな。

    帯の「彼の筋肉質な半裸から目を離せず…」に
    正直何故依田さんをイラストにしたの?と思ったけど、カラー口絵の広い背中が色っぽかった。
    そして普段の依田作品では見られないエロ挿絵も見られたので良かったですw
    ★1つ分はイラストの分です。

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著者プロフィール

北海道在住。2014年よりwebにて小説を発表、2015年に出版デビュー。現代物の恋愛小説の他、乙女系小説、BL小説も執筆中。

「2017年 『秘め事は雨の中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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