発情Ωは運命の悪戯に気づけるか (プリズム文庫)

著者 :
  • オークラ出版
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本棚登録 : 21
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775529522

作品紹介・あらすじ

オメガの律は、父は幼少時に亡くなっており、母親も入退院を繰り返しているという状況の中、大学に通いながら必死に暮らしてきた。
しかし、発情期を抑える薬の効かない律は、バイトをたびたび休まざるを得ず、バイト先の店長に怪しい仕事を紹介されそうになる。
そんな時に助けてくれたのが、アルファで実業家の浪川。そんな浪川の前で発情期を迎えてしまった律は、流れから援助(実質的には愛人契約)を持ちかけられて……!?

感想・レビュー・書評

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  • 抑制剤が効かないせいで安定して働けないオメガの律。それに加えて、母は入退院を繰り返していて頼ることができない。そんな中で、援助してくれる人は、律にとって大きな支えになっていると思う。それでも出来るだけ自分の力で生きていこうと頑張っている律だけど、苦労は尽きることなく、誰かに頼って欲しい。。。ともどかしくなる。律を色々なところに連れて行こうとしたり、手助けをしようとしたりする浪川と出会えたのは、なんだか嬉しくなった。浪川の正体は気になったけれど。どこまでも真っすぐに頑張っている律。今後は今まで大変だった分ものんびりと平和に暮らせるといいな。と思った。

  • あしながおじさん的オメガバース

    幼い頃から背負う苦労がありながら慎ましく前向きに生きてきたオメガの律は顔も知らない『T』を心の支えとしてきた
    罪滅ぼしのように遠くから律を『T』として見守ってきた浪川
    運命の番としての二人が偶然出合い惹かれあう
    オメガバースなので律の不安定な発情を抑えるために早い段階で関係を持つのですが、浪川が凄く紳士的で律を守りたい想いが伝わるので嫌な感じがないです。大人のズルさにより二人が遠回りしますが、律がホントに良い子なので幸せになって良かったと安堵しちゃいますw

    浪川のちょっと過去にやんちゃしてましたという色香と経験を積んだ雄の色香も良く、律の劣情を受け止める大きさも善きでした。

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