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- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775530139
作品紹介・あらすじ
Netflix映画『聖なる証』の原作小説、待望の邦訳刊行!
1859年、アイルランドの田舎町に英国人看護師リブ・ライトが訪れる。リブはクリミア戦争の従軍看護師で、ナイチンゲールに師事していた。彼女に課されたのは、絶食を続けているにもかかわらず健やかに生き続け、奇跡の少女と名をはせるアナ・オドネルを二週間観察することだ。医学の訓練を受けたリブは奇跡など信じず、ひみつを暴こうと必死になるが何の糸口も見つからない。
少女はほんとうに奇跡の存在なのか? 少女はいったい何者なのか?
リブがアナを「救うべきひとりの患者」として見つめ始めたとき、さまざまな人間の思惑が 明らかになる。少女の生存に必要なのは、信仰か科学か、それとも……?
喪失と人間の再生、愛の形を描く歴史フィクション。
感想・レビュー・書評
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泣きたくなるくらい素晴らしい。宗教的な理由で「象徴」と崇められ、「これで飢饉も無くなるのではないか」と言われる食べない少女。傷つきの受容、身勝手さ、などなど素晴らしいミステリだった。彼女はずっと傷ついていて、でも全てが信仰に繋げられる貧しい村では本当のことは聞いてもらえない。ずっと本当のことしか言ってないのに。
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アイアドアジー、ナン
エピローグに乾杯
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