遙かなる時空の中で3 紅の月 (GAMECITY文庫)

著者 :
  • 光栄
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本棚登録 : 86
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775806357

作品紹介・あらすじ

高校2年の女の子・春日望美は、幼なじみの有川将臣・譲の兄弟とともに、源氏と平家が覇権を争う異世界へと飛ばされてしまう。戦や怨霊に人々がおびえる世界で、白龍の神子に選ばれた望美は、やがて怨霊を操る平家と戦うことを決意。しかし苛酷な運命により、望美は大切な仲間たちを喪い、現代にひとり舞い戻ることに…。時空を超える力をもつ"逆鱗"を手にした望美は、仲間を取り戻すため、運命を変えるため、再び戦乱の世界へと旅立つ-。

感想・レビュー・書評

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  • 正直な感想は、一つの読み物、小説としてはやや物足りないかと。

    尻切れトンボで最後が終わってしまうというエンディングは実は小説のラストシーンを描く際にはよくある手法であるというのは判るのですが、これでは結局、誰がどうるのかがさっぱり判らない。

    ただ、ゲームのノベライズなので、相当の制約があって物語りが成立したのであろうことを考えると、仕方ないのかなとも思います。

    内容としては、人物の葛藤もそれぞれ描かれていたし、その後の「神子」と「八葉」たちが判って良かったし、興味深かったです。

  • 回送先:川崎市立中原図書館

    近藤史恵はライトノベルが書けない作家(もとは純然たるミステリー作家)だと思っていたのだが、案の定であった。オチを振ると、ある八葉との恋愛モードになるようにという「お達し」が編集サイドから出ていたようで(あとがきで怨恨込めて書いている)、それによってよがめられた側面は大きいであろう。

    悪い意味では作家の持ち味を潰したような苦味の残る作品。要改善事項が多すぎる。

  • アニメ『遙かなる時空の中で3 紅の月』の原作として書かれた本だそうだけれど、結局アニメのストーリーはこの小説とはほぼ完全な別物になっていたような。何のための「原作」だったんだろう……。

    2のノベライズ同様、ボリュームの点ではちょっと物足りないものの、それぞれの八葉の魅力はばっちり伝わってくる小説でした。やっぱり近藤先生の書かれる八葉は素敵。

  • DVDがアレだったのでこんなものかとも思いますが、もうちょっとなんとかなったんじゃという思いが…。
    やっぱりもとのストーリーはちゃんと追って欲しかったな。

  • 時空跳が分かっていないと地獄な本。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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