- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775970645
感想・レビュー・書評
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<目的>
株式インサイダー投資法って何??
<メインブランチ>
●株式市場
株式市場はカジノのようなもの。ハウス(上場企業・インサイダー)とプレイヤー(投資家)に分かれ、最終的には必ずハウスが勝つ。まず、投資家はハウスの資金稼ぎのために存在していることを理解すべき。
また、株価を決める要因は「需要と供給」である。株式の需給関係で株価が決まる。つまり、PERや将来の利益予測などの評価基準は株価にはなんら関係がない。
ほとんどの投資家は高い値で買い、安い値で売って損をするなか、インサイダーは全く「逆の行動」をとる。
インサイダーはその企業に最も近い場にいる利点を活かし、真の判断ができるからである。
投資家が勝つには、新聞やアナリスト情報を鵜呑みにせず、インサイダーの投資行動を分析しそれについていくことが必要である。
●流動性理論
流動性とは投資家が株式市場というカジノでハウス側に立って投資ができるように支援するツール。
流動性は浮動株と資本フローと相関関係にあり、この評価には3つのポイントがある。
1.取引可能な浮動株の純変化(最重要)
2.ミューチュアルファンドへの資本流入
3.委託保証金の額
●ハウスの動き
自社の浮動株をコントロールするために4種類の取引を行う。
1.現金買取
2.自社株買い
3.インサイダーの売り
4.株式の売り出し
以上の動きをいち早く見つけることができれば、将来の予測を立てやすい。
<感想>
理論としては的を得ていて、共感はできる。この視点での考えが今まで無かったので一度、取り入れてみようと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示