200703/
貸借対照表グラフに/納税額=経営者の痛み数/貸借対照表上粗大ゴミを落とす/経常利益+役員報酬−家計費−税金社会保険=合法的裏金/一人当り付加価値1500万円/労働分配率役員20%社員30%/一人当り経常利益200万円/CROA20%/税率は法人税所得税住民税社会保険料全てで/売上高は移動年計で管理/利益実績は累計管理
第1章 表の決算書は疫病神!お金が残る「裏帳簿」で勝負しろ
・「決算書」は銀行と税務署のために作られるものだ
・貸借対照表は数字でなくグラフにしてわかりやすく
・「決算書」に出ている利益は実は利益ではなく、税金のための数字
・減価償却費の耐用年数は国が定めたものよりよっぽど短いはず
・「裏帳簿」=経営に役立つ決算書
第2章 儲かる会社、お金が残る会社は「数字の意味」を知っている!
・創造は単純作業の連続からしか生まれない。続けることが非凡
・儲かっている企業は数字から前兆が見えれば即行動する
・「見たくない現実」を見ない体質→数字やお金に向かうときの気持ち
・「納税額」=「経営者の痛み数」と意味づけ
・非効率の向こうにある効率
第3章 これを知らないと命取り!会社からお金が消えるカラクリ
・最大のコストが税金:税率40%は年間5ヶ月分タダ働き
・開業後5年目には店舗改修で資金必要→耐用年数を短く経理
・課税当局の「事実認定」があるかぎりほとんどの節税策は使えない
・塩野七生「ローマ人の物語」:治安悪化と複雑税制が衰退の原因
・高杉良「不撓不屈」:飯塚事件
第4章 決算書のワナにはまるな!これで「合法的裏金」が残る!
・貸借対照表上の「資産」には粗大ゴミがたくさん→裏帳簿で落とす
・貸倒売掛金、棚卸資産、固定資産簿価、繰延資産、長前、電話加入権
第5章 生死を分ける損益計算書、プロの裏ワザでお金を生みだせ!
・ビジネスの一番の目的は「有利なポジショニングにつく」こと
・裏通帳を作り、役員報酬を入金→そこから家計費を支出、残りは合法的裏金
・「経常利益+役員報酬」-「家計費」-「税金社会保険」=「戦略予備費+内部留保」
・カンタンな方法:全部の稼ぎを3分割して国と会社と家庭で分ける
・数字①:一人当たり付加価値:1500万円以上
・数字②:労働分配率:役員20%、社員30%
・数字③:一人当たり経常利益:200万円
・数字④:ROA、CROA(総資本キャッシュフロー率):20%
・役員報酬算出①:条件「一人当たり経常利益200万円」から逆算
・役員報酬算出②:条件「役員報酬分配率20%」から逆算
・役員報酬算出③:条件「ROA20%」から逆算
・税率は法人税・所得税・住民税・社会保険料両負担分全てで考える
・戦略予備費は使うためにある
第6章 儲けの最強ルールで「裏帳簿」のお金を育てろ!
・毎月の試算表から「変形損益計算書」に改造して期中管理
・経費をできるだけ入れ込んで出てきた利益に役員報酬を加えたのが真の利益
・毎月累計を表示して前年・前々年実績と比較
・表と裏の通帳を足して真のキャッシュを算出
・「真の利益累計」と「真のキャッシュ増額分」の不一致を資金運用表で分析
・利益とキャッシュの差は①家計費、②税金と社会保険料、③借入金、④設備投資
⑤預り金消費税&前払消費税、⑥社員給料源泉税、⑦売掛金と買掛金の月またぎ
・売上高などの推移は移動年計で管理:長期移動線(2年計)と比較
・前年の移動年計との差額(微分)も分析
・粗利と経費の比較なども移動年計で考える
・経営計画とは「見たくない現実をみる(あきらめ力)」「構想力を鍛える(予想力)」
・翌年度計画作成(数字のお遊び)→検証(あきらめ)→修正(構想)→行動設計図作成
・実績は、設計図に基づき行動して比較検証:累計管理
エピローグ 経営者はプロであるべき、勉強を続けること