医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法

著者 :
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  • / ISBN・EAN: 9784776207641

感想・レビュー・書評

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  • 医療についてある程度知っていれば,見るのも嫌になるような内容です・・・
    「曖昧」かつ「過激」な表現で,いやらしく嘘はついていない部分があり,また正しい部分,真理の部分もある.しかし癌に関してはまるで話にならない.

     少なくとも以下の部分は正しくないので,何らかの訂正が必要だと思うが,だれも面倒だし反撃などのリスクを背負うのでそんなことはしないだろう.
     
    この人の誤解の一つは,がんは本当はがんではない「がんもどき」と,すでに他の臓器に転移している「本当のがん」しかないと思い込んでいるところである.なので肝心なところで話が噛み合わない.

     もう一つ気づいた点は,対談やブログを見てみると文献を読み込んでいるということと,おそらくは相当弁が立つこと.対談では相手の何倍もの文章を話している.この本の内容はかなり「穴」があるお粗末な内容であり,結局は理解力に乏しい一般人に向けたセンセーショナルな内容にしたのだろう.

    * メスでお腹を切って(中略),正常細胞のバリア−が崩れたところには,癌細胞がスッと入り込んで増殖しやすいんです.
    * がんの初期診断の誤診率はときに12%にもなる(Cancer 2005年より)←原文を読んでみたが,これは合っていた
    * 放射線をかけたり,局所を手術すると治って,転移が出てこないものがある.これも「がんもどき」です.
    * 「癌でなくなる人は減っているのか」(中略)健診が,何の役にも立っていないからです.
    * 健診を受けると不要な治療をされて,手術の後遺症,抗がん剤の副作用,精神的なストレスなどで早死する人が多くなる,と考えられます.
    * もともと切りたくて外科医になった人たちですし
    * がんは切除できても,術後の障害で死亡するリスクが非常に高い
    * 患者さんが手術の直後に亡くなることはとても多いのに,裁判で争われることがとても少ない
    * 「日本人のがん死亡の3.2%は医療被曝が原因」
    * 欧米ではがんとみなされない病変の8〜9割が,日本ではがんにされています
    * 本物のがんなら,検診で発見できる大きさになるずっと前かに,死亡の原因になる転移が成立しています
    * どの病院の外科でも,手術で乳房を全部切り取られる可能性が高いんです

    これらは全く事実に基づいていない,作者の「妄想」ですが,現場を知らない人がなぜこんなことを恥ずかしげもなく堂々と書いているのか,理解に苦しみます...

  • 医療事務として働いている私がとても納得して読んでしまう本だった。

    大した症状もないのに病院に行くと病名をつけて薬を出される。
    日本人は心配性の人が多いからか、やたらと検診をやりたがる。しかし検診をしてもそんなに大きな病気は見つからないどころか、検査によるひばく(レントゲンなど)で体に悪影響をおよぼす。

    そもそも軽い風邪で病院にくる人が非常に多いが、軽い風邪は体を休めることが1番早く治る方法だ。
    わたしは実際に風邪をひいて病院にかかり薬を飲んでみたことがあるが、そんなことをしてもしなくても風邪をひいている期間は変わらない。
    むしろ本来なら熱で病原菌を殺すのに、解熱剤によって菌がなかなか死なず、風邪が長引くことも多い。

    医療事務として働いていて思うのは、「糖尿病や高血圧などの特定疾患の病気の人は一生大量の薬を飲むのはおかしい」ということ。
    医師曰く「長年の不摂生が原因でその病気になったから簡単には治せない」と言っていた。
    しかしそれでは医師は病気を治したのではなく薬でおさえているだけ。
    なぜならそれが一番儲かる方法だから。
    また、日本の医療費は安すぎること、高齢者は1割負担、生活保護や障害者は負担ゼロであることも、軽い気持ちで病院にかかってしまう原因だと考える。
    確かに日本は世界一の長寿国だが、「生きているのではなく、薬漬けで生かされている老人」が多いと思う。医療業界が儲けるために。

    著者は医師として長年働いていた立場だが、このような本を出した勇気はすばらしいと思う。
    彼のいうとおり、よっぽどの大病をしない限りは病院にかかるべきではない。軽い症状であれば、人間の「自然治癒力」で治せるのだから。


    この本を病院で配りたい。

  • 著者の近藤医師が、自分の信念を持って患者に対して対応してきたことをベースに、日本人の病気や病院に対して抱いている考えを見直して欲しいと言うもの。
    つまり緊急事態を除いて病院には行くな、薬は飲むな、予防接種はするな みたいな。

    自分も、病院や薬はよっぽどのことでない限りは、世話になりたくないと思っているので、共感するところはあるのだが、ちょっと過激。
    いろいろな情報を積っ込んでいるが、その出処の記載が乏しいのも気になる。嘘ではないだろうが、客観的に集めた情報なのだろうか?

    扁桃体は、五感を通して脳に入った情報への「好き」「嫌い」「うれしい」「こわい」などの情動反応(喜怒哀楽)を処理する。この扁桃体と結びついた心を強く動かされた体験は、記憶に深く刻まれて、いつまでも覚えている。逆に心が動かなかったことはすぐ忘れてしまう。
    喜怒哀楽が強いほど脳はすばらしく活性化して、記憶の引き出しも増える。ボケを防ぐには、脳トレドリルより、意識して喜怒哀楽の振り幅を大きくして、いろいろなことに好奇心を持ち、感動を表に出すことだ。

    定年後を豊かに過ごすための心得
    ・社会環境に合ったスキルを先取りして身につける
    ・長く健康で働けるように、自発的な健康管理を心がける
    ・これまで培った「人的資産」を、次世代に還元する方法を考える
    ・会社員時代の地位やプライドは百害あって一利なし

    なんか、気になる内容だ。

  • 著者の本はこれで3冊目。
    どれも同じことが書かれているので、もうこれ以上は読まなくていいかなと思う。
    ただ、3冊読んできて、自分の考え方が段々変わってきた。

    今までの2冊の自分のレビューを読み返すと、そうだよなあと思いながらも迷ったり疑ったり悩んだりしている。
    家族は相変わらず皆、健診は受け(ざるをえない)、病院・薬好きで、それを私がやめさせることはできないと思う。

    しかし、私自身はこの本に書かれているように生きようと思うようになった。
    ただひとつだけ、やはり不安がある。
    痛みを和らげ、こちらが望む通りの、QOLを下げない程度の治療だけをしてくれる医師や場所が、近藤先生以外のところでどこに存在するのか?ということだ。

  • 末尾に文献の参照元がひとつもなくて笑った。何でこれ図書館で借りたんだろ

  • 著者は慶応義塾大学医学部放射線科講師。乳房温存療法のパイオニアとして、抗ガン剤の毒性、拡大手術の危険性など、ガン治療における先駆的な意見を世に広め、2012年に菊池寛賞受賞。


    「血圧130で病気」なんてありえない、がん検診はやればやるほど死者を増やす、などなど、病院好きの人にとってはおったまげるような内容がズラり。

    そもそも本当に転移するような悪性のガンと、「ガンもどき」を見分けるのさえ、困難で、乳がんではないのに乳がんと診断されて摘出手術され、それはガンではなかったと、後になって医師から告げられたという告白も紹介されていた。


    日本において、病院も、外科医も、製薬会社も、全てがビジネスなはずなのに、それがどこか、権威や膨大なカネによってねじ曲げられてしまう。
    日本以外の国であれば、自宅で療養するような病気であっても、日本ではすぐ医者に行って薬をもらってしまう。

    そこにどれだけのお金が動いているのか。
    副作用と言う名の主作用がどれだけあるのかなんて、考えもしない。
    医者を心底信頼する、まじめで潔癖な国民性につけ込むこの人たちのビジネスは、本当に上手いと思うと同時に、すごく残酷だとも感じされられる。

    著者は、やはりその道のプロなだけに、ガンに関しては、なるほどと思う事ばかり。

    ただ、少し、「日本の食生活」に関しては疎い(ご存じない)気がした。

    その辺りは小薮 浩二郎氏の『食品メーカーは今日も、やりたい放題』、『悲しき国産食品』を合わせて読むのも良いかと思った。


    普段の食事プラスアルファ(栄養補助)は必要。
    でも、薬と医者は最低限に。

    そうすることが一番人間にとって幸せを全うして、ぽっくり楽に終わりを迎えられるのかもしれない。
    いろんなところを切り取って、チューブを通して、薬付けにされるのが幸せなことなのか、それぞれが再考しないといけないのでは。

  • 医者に行く人ほど、早く死ぬ。

    医師の世界で異端とされつづけている近藤氏ですが、かといってトンデモ本というわけでもありません。きちんと彼自身の経験やデータに基づいた主張だったりします。

    仕事柄、医者の話をよく聞きますが、「医者は神ではない」というのは同意するところです。
    医師にも分からない事はあるし、ミスもする。権威になればなるほど、できない事もあったりする。そして一般的に思われている以上に、「まだ医療の世界では分からない事・証明されていない事」がたくさんある。(さらに、日本の医療はグローバルに見ると結構ガラパゴスです。。。)

    全面的にこの本が正しいと言うわけではありませんが、特に日本人は全面的に権威を信頼してしまう部分があるので、きちんと知り、考え、判断するように意識する必要があると思います。
    (一応弁護しておくと、医師というのは非常に尊い仕事であるし、志を持った素晴らしい医師もたくさんいます!)

    こういう意見やデータもあるんだ、という事は、どんな人にも知っておいてほしいと思い、挙げさせてもらいました。

  • 名前はパンクだが、実は大げさでもない事実が隠されている

  • 衝撃的でした。読めば読むほどこれまでの考え方が、ガタガタ崩れていく思いです。
    医者が書いたこの本を他の医者達は、どう思っているのかが、とても知りたいと思いました。
    医療が進化している中、日本と海外との意識の違い治療法の違いがこんなにもあるとは、驚きです。
    もし、明日風邪を引いて高熱が出たら、また今年の冬にでもインフルエンザにかかったら、私は病院に行かず薬も飲まず耐えることができるのか、、、!?
    とても考え深い一冊でした。

  • ガンは放置がいいんだね。

  • この著者の「がん理論」は賛否両論あるようですが20年以上の実績を考えれば決して無視出来ない考え方だと思います。

    自分の身体を自分自身で責任をしっかり持てば、病院や医者に丸投げするような意識は生まれないと思います。

    病院や医者との関わり方、そして健康や死について考えさせられる一冊です。

  • 近藤誠医師(1948年~)は、1980年代から、癌の治療に関して基本的に放置すべきという「近藤誠理論」を提唱する医師。2012年には、「乳房温存療法のパイオニアとして、抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療おける先駆的な意見を、一般人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績」により菊地寛賞を受賞している。
    本書は2012年に出版された、近藤医師のベストセラー、かつエッセンスがまとめられたもの。
    近藤医師は、従来医師があまり積極的に開示しなかった以下のような主張を展開する。
    ◆医者の医療行為・処方する薬の多くは、根治療法ではなく、対症療法である。
    ◆検診は基準値の設定次第で“正常”、“異常”が変わる。高血圧や高コレステロールの判断はその典型。
    ◆(一般の)病院も製薬会社も健康食品会社も営利団体であり、患者・利用者が存在することによりビジネスとして成り立つ。
    ◆癌については、切除をせずに様子を見るという選択肢がある。
    一方、近藤医師の過激かつ医学界への敵対的な主張に対しては多数の批判があり、自説にとって都合のいい根拠ばかりを集めてくる、少数のケースを一般法則にすりかえるなどと指摘されている。
    いざ病気(癌に限らない)になったときに最終判断をするのは自分である。そうしたときに、医者や病院の言いなりにならずに、自分自身で判断できるよう、様々な考え方(近藤誠理論だろうが反近藤理論だろうが)を知っておくことは無駄ではないだろう。
    (2014年2月了)

  • 【健康】医者に殺されない47の心得/近藤 誠/20140317(26/201)

    ◆きっかけ
    ・日経新聞広告

    ◆感想
    ・信じる者は救われるとあるが、医者に関してはあてはまりにくい状態。簡単に信じてはいけない。
    ・医者を疑い自分で調べること。それが自分の体を守ることにつながる。

    ◆引用
    ・コンビニ感覚で病院へ行ってないか?とりあえず病院はおいしいお客。
    ・血圧もコレステロールも高い方が長生きする。
    ・一度に3種類以上の薬を出す医者は信用するな。
    ・40度まで熱があがっても、脳に影響はない。
    ・医者から薬をもらうのを習慣化してはいけない。
    ・検診はやぶへびになる。(日本の医者はがんと診断しやすい、精密検査をするほど、がんもどきを発見してしまう)
    ・なんでも食べて少し太ったほうが長生きする。
    ・毎日、牛乳と卵。天然サプリ。
    ・コーヒーはがん、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、しわを遠ざける。
    ・最良の健康法:早寝早起き。
    ・石鹸、シャンプーをつかわないほど、肌も髪も丈夫になる。
    ・医者の選び方:ネット等で情報収集、患者としての直感、あいさつしない、顔を見ない医者、見下す医者は×、説明をうのみにしない、医者の誘導に気をつける、薬の副作用、後遺症、生存率をしっかり聞く、質問をうるさがる医者はやめる、セカンドオピニオン、サードオピニオンを求める、検査データやレントゲン写真は患者のものだから、おくすることなくなりだす。
    ・手当でストレスを癒やす。1日20分触れることで、暴言や暴力がなおる。タッチーワーク。指圧、気軽に触れ合う。
    ・インフルエンザ予防:人込みを避ける。
    ・リビングウィルを用意する。どんな死に方をしたいのか?

    ===qte==
    いっさいの延命治療をしないでください

    私は今日まで自由に生きて行きました。
    ××才まで、好きなことに打ち込んで、幸せな人生でした。
    そして、自分らしく人生を終えたいと思っています。
    今、私は意識を失っているか、呼びかけに少し反応するだけだと思います。
    すでに自力では、呼吸もほとんどできないかもしれません。
    このまま命が尽きても、何も思い残すことはありません。
    だから、決して救急車を呼ばないでください。
    すでに、病院にいるのなら、人工呼吸器をつけないでください。つけられているのなら、はずしてください。
    自力で飲んだり食べたりできなのなら、無理に、口に入れないでください。
    点滴も、チューブ栄養も、昇圧薬、輸血、人工透析等を含め、延命のための治療を何もしないでください。すでに行われているのなら、すべてやめてください。

    もし私が苦痛を感じてるいるようなら、モルヒネ等の痛みをやわらげるケアはありがたくお受けします。
    今私の命を延ばそうと力を尽くしてくださっている方に、心から感謝します。しかし、恐れ入りますが、私の願いを聞いてください。
    私はこの文書を、冷静な意思のもとに書き、家族の了解を得ています。
    いっさいの延命治療をしないでほしい。
    この最後の願いを、どうぞかなえてください。
    決して後悔しないことを、ここに誓います。


    ××××年××月××日
    住所
    自筆署名
    証人署名

    ×歳 印
    ===unqte==

  • 賛否両論ある、近藤誠氏の総括的本。
    結論は自己判断ということになるだろうが、医学界にかかわらず、現代において一般マスコミから知りうる画一的情報や、常識がほとんど利害関係者による虚妄だとする立場に立つとすれば、多くの真実が含まれている可能性がある。
    自分の、そして自分の身内のがんに対して、その対応の一助には大いになると思う。

  • 知れて良かったことがたくさん。
    最終的に医者に行く、行かないは個人の判断だけれど、当たり前と思っていることがそうではないことを気付かせてくれる良い本だと思う。

  • ボクは肩が凝ったら、ときどき、経堂の「ほぐしの達人」に行く。60分で2980円ととっても安い。そこでマッサージをしてもらったときに、担当の方が話していた本。気になったので買ってみた。

    著者である近藤誠先生は、他にもいろいろ著作がある方のようだ。ちょっと有名なお医者さんというところだろうか。

    『余命3カ月のウソ 』
    『がん治療で殺されない七つの秘訣』
    『どうせ死ぬなら「がん」がいい 』

    などなど、普通の医者が絶対言わないようなことを主張している先生だ。だが、慶応の医学部を卒業され、米国・ロスアラモス国立研究所にも勤められていて、決してヤブ医者の類ではない。この先生を有名にしたのは、乳癌の乳房温存療法のようだ。著作にもあるが、安易な手術に警鐘を鳴らし、ときに放置することを勧める。ここは、賛否両論あるだろうが、乳房温存療法は、現在は主流になってきている。その活動の功績をたたえて、2012年は「菊池寛賞」を受賞したらしい。

    さて、本書だが、たとえば次のようなタイトルだ。

    心得01:「とりあえず病院へ」は、医者の”おいしい”お客様
    心得04:「血圧130で病気」なんてありえない
    心得08:「早期発見」は、実はラッキーではない
    心得14:「抗がん剤を使えば寿命が延びる」という医者を信用するな
    心得21:「乳がん検診の結果は、すべて忘れなさい」
    心得27:体重、コレステロールを「減らさない」健康法を選ぶ
    心得35:石けん、シャンプーを使わないほど肌も髪も丈夫になる
    心得41:「ほっときゃ治る」を、いつも心に

    いきなり信じろって言ったって、という感じだけども、納得できる点もある。だが、どれも要するに医者のいうことを絶対だと信じるな。いろいろな情報があるから、それも踏まえて考えろ。そういうことだと思う。

    コレステロール、血圧など、現在の健康診断のガイドラインとはまったく異なることも言っている。実際、自分も数値が上回っているから考えさせられる。さて、どうしたものか。もう少し、近藤先生の本を読んでみるかな。

  • ☆3.5があればいいのに・・・
    確かに医薬品会社がバックについているのは知っていたけど、他国と比べた時に日本がこれまでとは思っていなかった。
    もちろん、これがすべとは言わないけれど、データも示して極端なことは言っていないように感じるし、たくさんの人に読んでもらって自分で受ける医療のことを決めてほしいと思う。
    医者任せではなく、自分で自分のことを決めれるようになることは日本人にとって非常に必要だと感じる。
    同じ系列の本ばかり読んでいてはいけないので色んな側面から見て、自分のことを決めていく。
    その補助となる一冊であることは確かだろう。

  • 分かる所と分からない所がある。

    近藤氏の意見も一部は理解はできるが、全ての抗がん剤を意味なしとする説には疑問が。抗がん剤も今では毒性の強い殺細胞型だけでなく、分子標的型や免疫活性化型が開発されています。現在既に一部のがんでは個別化医療が対応できるようになっています。それを知らずに放置してしまうのは如何なものか。。。

  • 大体私の病院のイメージ通りでした。それにしても、ここまでがん治療はデタラメなものだとは、びっくりです。血圧の話も、私の祖父が元気だったのに高血圧と診断され、無理やり血圧を下げられて以来元気がなくなったことを思い出しました。

    どう生きるか、こういうところでも自分の選択が大事な時代なんだなと思い知らされました。

  • 癌が痛いのではない、治療するから痛むのだ。という論は、末期癌の母を見て実感していたことなので、この本の趣旨にはうなずくことが多かったです。

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著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。医師。「近藤誠がん研究所」所長。
73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局、79~80年、アメリカへ留学。83年から、同放射線科講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変える。2012年、第60回菊池寛賞を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設。14年、慶應義塾大学を定年退職。
ミリオンセラーとなった『医者に殺されない47の心得』(アスコム)ほか、『「健康不安」に殺されるな』『「副作用死」ゼロの真実』『コロナのウソとワクチンの真実』(和田秀樹氏との共著)『新型コロナとワクチンのひみつ』(以上ビジネス社)、『最新 やってはいけない! 健診事典』(講談社)、『医者が言わないこと』(毎日新聞出版)、『どうせ死ぬなら自宅がいい』(エクスナレッジ)など著書多数。
2022年8月13日逝去。

「2023年 『医者に殺されるなー僕が最後まで闘い続けた"医療不信"の正体」(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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