日本でいちばんイスラームを知っている中田考先生に、灘高で同級の勝谷誠彦が教えてもらった! 日本一わかりやすいイスラーム講座

  • アスコム
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776208723

作品紹介・あらすじ

イスラーム政治学の世界的権威にして、日本でいちばんイスラーム教を知る中田考。世界中の紛争地域や、中東にも何度も足を運んでいるコラムニスト、勝谷誠彦。旧知の灘高同級生だからこそ、ここまでタブーなく話せた。「あの事件」の真相も、すべて明かす!

感想・レビュー・書評

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  • イスラームについてチンプンカンプンな僕のような人間でも楽しく読めたのでオススメです。

  • 灘高の同級生だったというお二人。嘘のないやりとりにぐいぐい引き込まれた。中田先生の本は、やはり質問者があった方が読みやすいのかなぁという気がする。いろんな人の質問にズバリ回答する対話形式。そういう意味では、最新刊の「13歳からの世界征服」はお悩み相談室のようで、大当たりだと思う。

  • 勝谷誠彦とイスラム法学者中田考が灘高の同級生であるという事、イスラム教が外部からは解りにくく、日本でそれをきちんと説明できる人が少ないという点からも、対談本としては抜群のスムーズさだと思う。北大生がイスラム国渡航しようと事件になったが、マスコミの報道がよくわからなかった。彼らはインターネットで大司教、ホワセプなどのハンドルネームで親交を温め、若干狙いは異なりながらも中田考が橋渡しの様な役になったのだという。そうした事件の裏側が分かるという意味でも楽しめる一冊。

  • イスラム教ってどんな宗教だろうと思っていた。ISとパイプがあるとテレビに出ていた中田氏。
    彼はイスラム政治学の世界的権威で日本で一番イスラム教を知っていると本のカバーに載っていた。
    灘高の同窓生である勝谷氏との対談形式で話が進んでいく。

    イスラム教は身分の差、貧富の差があっても神のもとに全ての人が平等だという。
    王様だからといって立派なお墓があるわけではないし、厳しい戒律は守らなければならない。

    イスラム圏の人々は元々は遊牧民であったから、国境という概念は希薄で彼らの考える国と西欧諸国が考えるもの(国土、主権)とは違うらしい。

    喜捨の文化があり、遊牧民ならではの助け合いの精神がある。それがなければ過酷な自然のためすぐに死と向き合うことになるからだ。

    基本的なイスラム教についてとてもわかりやすく書かれていて、西欧社会との考え方の違いもわかって面白い本だったと言える。

    図書館スタッフ(東生駒):ミラベル・ジャム

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    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/820218

  •  勝谷さんと中田先生の対談形式で文章が展開されており、読みやすかったです。
     内容に関しては一言で言えばたいへん勉強になりました。私は宗教に関しては高校の倫理で触れた程度で、あまり関心がなかったのですが、近頃の話題のイスラム国について、このような騒動が起こっている理由の本質的な部分を知りたいと思い本書を購入しましたが、"あたり"でした。
     知識が全くなかった私でも、知らない固有名詞などはwilipediaで調べつつ、読み進めていくにつれて、イスラム教についての理解が深まりました。特に後半、神についてキリスト教、ユダヤ教との違いをわかりやすく解説して下さっており、中田先生の「私たちの住むこの世界は『おいしいカレーの作り方』のようなものである」という例えはなるほどと思えました。
     しかし、現代にもこれほど多大な影響を与えている宗教という概念の誕生の仕方があまりにもシンプルであるということに関しては疑問が残ったままです。この疑問を晴らしてくれる書籍にいつか出会ってみたいと思います。

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著者プロフィール

コラムニスト。写真家。1960年兵庫県生まれ。
「SPA!」の巻頭コラムをはじめ、雑誌に多数連載を持ち、TV番組にも出演。
2013年10月よりサンテレビ「カツヤマサヒコSHOW」でメイン司会を務める。
対談「怒れるおっさん会議 in ひみつ基地」(西日本出版社)、「日本人の『正義』の話をしよう」(アスコム)のほか、「ディアスポラ」(文藝春秋)「平壌で朝食を。」(光文社)などの小説、評論「バカが隣りに住んでいる」(扶桑社)など、著書多数。
365日毎朝10時までに400字詰め原稿用紙で12枚以上を送る有料配信メール「勝谷誠彦の××な日々。」は多くの熱狂的読者を持つ。

「2015年 『カツヤマサヒコSHOW 酔談3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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