おぞましいりゅう

  • ビーエル出版
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本棚登録 : 81
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776402039

作品紹介・あらすじ

「愛を恐怖に、姫をりゅうに変えたまえ。それは永遠に続くだろう。王の息子、リチャード王子がこのみにくいけものにキスを三回与えないかぎりは」魔女によって、おぞましいりゅうに変えられてしまったマーガレット姫。兄、リチャードは、姫にかけられた呪いをとくことができるのでしょうか。

感想・レビュー・書評

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  • 「漂流物」の作者なんだ。18世紀のイギリスの伝承の再話。後妻におぞましい竜にされてしまった姫は、兄のキスで元に戻る。こういう話は普通は兄じゃない王子さまだけどねえ。美しい絵本。

  • 王様とお妃との間には、リチャ-ド王子とマーガレット姫が立派に成長していた矢先、お妃が亡くなってしまう。やがて、王様を手玉に取った魔女が、妃としてお城に入り込み、美しいマーガレット姫を妬んで、悍ましい竜に変えてしまう。「リチャード王子がこの醜い獣にキスを三回与えないかぎりは、姫にかけられた呪いを解くことは永遠に叶えられない!」・・・18世紀のイギリスの民話を元に、アメリカの児童文学作家・デヴィッド・ウィ-ズナ-と奥さんのキム・カーンの共同作品として制作された、見事なまでに美しい物語絵本。翻訳は江國香織サン。

  • 思いの外このおぞましいりゅうの絵がかわいいのですよね。物語は一つのパターンと言えるのでしょうが、良しです。

  • ウィーズナーファンなので、図書館で借りた

    18世紀の民間伝承の物語詩から生成された「The Laidly Worm of Spindleston Heugh」(ジョゼフ・ジェイコブズ『English Fairy Tales』1890)の再話
    マーガレット姫は、継母の魔女により、おぞましいりゅうに変えられてしまい、兄のリチャード王子の三回のキスで元の姿に戻るおはなし

    ウィーズナーのストーリーではないし、イギリスのおはなしを知らないので、楽しめなかった
    教訓を得るとすれば、身内を信じることの尊さくらいだろうか…
    ウィーズナー作品には、そのほとんどにさりげなく猫が出てくるので、ウィーズナーはきっと猫好きだと思う
    そして今回、ウィーズナーは、おはなしらしくするために、意図的に平板に絵を描いているんだろうな、と感じた

  • ゆうかん

  • 王子様がやってきて
    めでたしめでたし…ってかんじではない
    それからの希望が見える!

    目覚めたら、りゅうになっていたって
    どんな気持ちだったんだろう?

  • 2011年5月20日

    <The Loathsome Dragon>
      
    タイトル文字/清水みどり

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著者プロフィール

デイヴィッド・ウィーズナー:アメリカ東部のニュージャージー州生まれ。『かようびのよる』『3びきのぶたたち』『漂流物』で3度コールデコット賞を受賞。精緻なイラストの描写と独創的なストーリ―展開で多くの読者を魅了している。

「2021年 『ロボベイビー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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