かんなじじおどり

著者 :
  • ビーエル出版
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本棚登録 : 89
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776406624

作品紹介・あらすじ

毎夜毎晩おどっては、庭や家をまもる妖怪かんなじじ。ある日、やどる場所のなくなったちよ、やそきち、げげんおにも庭にまねきいれ…。クレヨン画家・加藤休ミが大迫力で描く、楽しく切ない妖怪の絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の絵で怖い絵本かなと思ったのですが、どんどん引き込まれて最後はほっこり。ぜひ手に取って読んでみてほしいです。

  • 「毎夜毎晩おどっては、庭や家をまもる妖怪かんなじじ。ある日、やどる場所のなくなったちよ、やそきち、げげんおにも庭にまねきいれ…。クレヨン画家・加藤休ミが大迫力で描く、楽しく切ない妖怪の絵本。」

  • 絵がおどろおどろしていて 小さい子どもは泣くな(;o;)

  •  広い庭にやどり、毎夜踊って庭や家を守る妖怪たち。でも、だんだん人が住まなくなって、宿る場所がなくなっていく。
     何かを声高に訴えているわけではないけれど、静かな批判の目を感じる。

  • 古いものに宿る妖怪たちの表情が、のどかで、けれどどこか寂し気。読み聞かせの際、「うた」の部分をどう読むかがむずかしい。

  • 昼間はひっそり庭に佇んでいる。
    夜は踊って家を守るかんなじじ。
    激しく踊ることで悪いものをびっくりさせ、家に寄せ付けないのだ。
    木や裏山や竹藪を失った妖怪たち、ちよ、やそきち、げげんお。
    かんなじじが居場所のなくなった3人を自分の棲み処に呼ぶ。
    3人も交えて一緒に踊る。
    長い時間が経ち、かんなじじの宿る家もとうとう人が住まなくなってしまった。
    宿る場所を失くした4人。
    ふと空を見上げるとお月様が呼んでいる。
    宿る場所のなくなった4人はみんなで月へ行くのだった。

    だんだんと妖怪が宿れる場所が少なくなるのは切ない。

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著者プロフィール

絵/ 加藤休ミ
クレヨンとクレパスで迫力あり、ユーモアあふれる人物画、
リアルでおいしそうな食べ物を描く画家。「きょうのごはん」
(偕成社)「りきしのほし」(イーストプレス)「おさかないちば」
(講談社)など

「2017年 『いのちのたべもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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