- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776410317
作品紹介・あらすじ
真夜中に、お母さんに起こされたきょうだい。「やくそく、おぼえてる?」と、家族4人で夜の中へ出かけていきます。夏の夜は静かで、あかりが灯っていたり、遠くから音が聞こえてきたり、においにも敏感になります。やがて景色は町から自然の中へ。くらい山道、池に映る月、満天の星……そして、険しい山道を登っていった先では、うつくしい日の出が家族を迎えます。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
〝ママが僕たちの寝ている部屋のドアを開けた。真っ暗闇に明かりがさす。ママが囁く「二人とも起きて 約束覚えてる?」夏の夜、暗闇の中、僕たちは足音をたてずに歩いて行く。草の匂いと虫の声。夜の道は、町から山へと続いている。池に映る月、満天の星の輝き。そして、山の斜面を登った先で、僕たちが目にしたのは・・・〟色鮮やかなイラストを背景に、静かな語り口で描かれた、永久保存したい見事な作品です。
-
青色の濃淡で夜の様々な景色を表現していて綺麗!
最後の朝日がほんとに眩しく感じられるから面白い。 -
夜の静けさ、ひんやりとした空気の匂い、湿り気、家族で出かけるワクワク感。ものすごく伝わってくる。
夜の闇の濃紺、その中で照らされる照明の輝度。
よし、今度家族でやってみよう。 -
真夜中に起き出した僕たちは、街を抜けて山を登る。
シンプルで淡々とした絵と文と。
真夜中の街から、山里へ。こんなふうに誰もいない暗い道を歩いてみたいな。
ホントにどこかへ出かけたくてうずうずしてくる。
こんな闇の中で見る星はどんななんだろう。
ただ、夜の山に懐中電灯1本は無理があるんじゃあ。湖に足場の悪そうな岩場、足元大丈夫なのかドキドキ。 -
発想も素敵。ブルーの絵も素敵。夜明けの微妙な色が希望に満ちている。
-
5歳からおすすめ。
大人向け。おしゃれなブックカフェやホテルのロビーに置いたら似合いそうだ。
深い青を基調とした絵が、いずれのページも美しい。
名作絵本「夜明け」が好きな方には、強くおすすめできる。