偽りの貴婦人 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)

著者 : 小林博美

• 宙出版 (2011年6月10日発売)

感想・レビュー・書評

[kobayakawabooksさんの感想 · 2017年12月23日]

言語学者の娘のアーサは、田舎に住み、父と旅に出たりする日々に満足していた。
ある日、社交界に憧れて嫁に行った姉のペネロープが訪ねて来て、自分の代わりに夫の姑の家に行って欲しいと頼まれる。
わがままで奔放な姉にいつものようにおされて、ペネロープのふりをして姑の家に行くと、優しい夫人で安心するが、孫のチャーンウッド侯爵が現れて…。
身代わりモノ。
作者のあとがき付き。

よくある身代わりモノだが、こちらは二重の身代わりモノで、仮の婚約者モノにもなっている。
そして、大概はこういうのは紳士的ヒーローだが、(もちろん今作のヒーローも紳士的だが)夜這いがあるのは意外だった。
また、姉もいつものようにずる賢いが、頭の回るなぜか憎めないキャラで良かった。
ヒロインはおとなしめだが、何ヶ国語も話せる才女で完璧過ぎる気もするが、だからではある。
ハーレクインらしいといえばらしいが。
この作者の中では少女マンガっぽくて良かった。

[Fernandoさんの感想 · 2013年3月25日]

ﾜｶﾞﾏﾏ姉の身代わり　Ｘ　独身ハンサム侯爵　バーバラのギリシャ愛全開