作品紹介・あらすじ
アイラブ腐女子。僕は28歳、オタク会社員。付きあってる彼女が腐女子でした。ちょっと変わったカップルの実録ラブストーリー。ベストオブ常習者サイト2006(ブログ/テキスト部門)ネットランナー主催金賞受賞。
感想・レビュー・書評
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全巻読んだ感想です。
801ちゃんとチベくんの、そしてその周りのオタク(主に801ちゃんの友達)も含めた、オタク達の日常…という感じのエッセイ四コマ漫画です。
内容は、アニメの話がほとんどで、一応横に説明が書いてあります(何を書いているのかわからない時もある)。最初の方はノロケ話も割とありますが、巻数が進んでいくと、段々と減っていった気がします。ですが801ちゃんが非常に女の子らしくて、とっても可愛い、ということと、チベくんの静かな愛が溢れている、特に自慢などもしないで日記に描くかのように私たちの日常はこうなんですよ、と淡々と描かれているのがとてもいいなあと思いました。もちろん、オタク話(主にアニメ)が多いのですが、私はあまり分からなくても、絵が好み、ということと、普通に話として面白かったので、(コメディ的に)最終的に全巻買っていました。ですが、801ちゃんの個人的な推しカプの話も割とあるので、そこら辺は苦手な方もいるのではないか、と思います。エッセイ四コマ漫画で、特に最初から変わることはあまりないので(チベくんと801ちゃんが結婚するぐらい…ですがこれもサラッと触れてるくらいで、特に変わりはないので大丈夫かと思われます)1巻の表紙をみて、これは…と思った方は3、4、5巻あたりから買ってみてもいいと思います。その辺から、割と作画がしっかり出来ていると思います。801ちゃんの中身も可愛らしい絵柄になっていますし…(最終巻と見比べていただければ分かると思います)個人的には、続きも読みたいです。今801家はどうなっているのだろう?
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もう10年も前の本になるのか。ホモが嫌いな女子なんていません!の言葉にそんなことはないとツッコミ。毛嫌いしてる人もいれば私みたいに興味ない人もいるしね。ただ私の場合ホモは読まないけど腐女子を描いたコミックは読むからね。痔のCMで妄想萌えまでできるのか、すごいな腐女子(笑)アクエリ●ンの内容をさらっとまとめてあるけどそれが的を得ていたり←モリモリの一言が印象的だったな。
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時期的には「オタ文化」がブームになり始めていたくらいの頃だろうか。今じゃオタクっていうのもあんまり隠すことじゃなくなってきてるよね
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ものすごーく読んでみたかった本がようやく読めました!
実は彼女が腐女子でした!って話なんだけど、チベ君もオタクだから、かなり濃い会話をしているんだと思うんですけど、チベ君ってこの仕事をするまでどういうオタクライフを送っていたんだろうか……と思うと、いろいろ考えさせられますよね。
いやあ801ちゃんの濃さにも驚かされるけど、それよりも男性オタは腐女子をどう見てるのかってことの方が気になる今日このごろです。
そういう意味ではこういう風に見えてるのかーって思えて、とっても面白いです。
だって、801ちゃんのやってることって多少なりかは自分にとって身に覚えのあることですからね!
でも、801ちゃんみたいな情熱は、中高で品切れしてしまったので、801ちゃんの情熱が羨ましくもあります。
何にせよ一生懸命な女の子はかわいいし。
結局のところ、チベ君も801ちゃんのそういうところを好きになったんだろうなーっていうのが伝わってくるのでリア充爆発しろ!って思うこともあるけど、そういうのも含めて、愛が感じられる本だなーって思えるのが好きです。
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これは人間の二重性についての鮮やかな指弾である。上野千鶴子が指摘したような一貫性のない「私」。
いや、冗談です。やおいちゃんを描いたふつーにくすっとくるこみかるなまんがでした。
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著者プロフィール
人気作品「となりの801ちゃん」(宙出版)著者。現在は「となりの801ちゃん+」(宙出版)刊行中。
「2015年 『アリス イン デッドリースクール』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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