BBTシリーズ8 コンサルティング入門 (BBTビジネス・セレクト)
- ゴマブックス (2007年7月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777106479
作品紹介・あらすじ
コンサルティングのプロセスをたどることで、顧客のニーズにマッチした自社の戦略が見えてくる!仕事力が驚くほどアップするコンサルの技。
感想・レビュー・書評
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私の職業はコンサルタントではありません(開発職)が、
(1)上司や他部門に新しい事業を提案するとき、
(2)プロジェクトを自分が先頭になって推進していくとき、
に、この本のエッセンスが適用できると思いました。
何度も読み返したい本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仮説のスキル。
これはコンサルティングの大きな武器となる。
仮説構築力を身につけるにはとにかく仮説を繰り返ししつづけなくてはならない。
失敗することにより学習効果が生まれるからだ。
それと大事なのは情報の洪水におぼれないこと。
仮説を立て、それに必要な情報をピックアップすればよい。 -
ジュニアのコンサルタントしていると、スキルのインプットの機会は多いけど、プロジェクトマネジメントを俯瞰してインプットすることは少ない。本書は、シニアのコンサルタント目線でのPJの進め方の部分も詳細に記載されていて、勉強になった。コンサルティング業務に携わる年数が長くなると、また気づきも多くなるんだろうなと思った。また読みたい。
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BCGパートナー内田氏による一冊。コンサルタントとして、あるいはその指導者として必要な要素が一通り書かれている印象。
悪くはないが、特別刺さる箇所は無かった。後半のシニアコンサルタントに向けた内容については、私自身の経験不足による腹落ちしなかった部分もあると思うので、経験を積んだ後に再度見返したい。 -
コンサルティングとは何かについて。戦略コンサルティングに興味を持った学生、あるいは社会人一年目くらいが読むといい本だろう。必要とされるスキルと、顧客マネジメントの章に大きく分かれている。必要とされるスキルは、分析、インタビュー、ディスカッション、仮説、パッケージ作成、プレゼンテーションの6つ。
他のコンサルタントとのインタビューがいくつか載っている。これはなかなか面白い。特にコンサルタントのチームをいかにマネジメントするかを語ったチームマネジメントのところは興味深く読んだ。 -
【内容】
経営コンサルティングの仕事の進め方を紹介した本。
気になった部分
・顧客が白、自分が白なら、世間一般が黒でも分析は不要。逆に顧客が白でも、自分がグレーだと思ったら、世間一般がどうでも分析が必要。
・インタビューは質問で掘り下げていく「うちの商品はシェアが高い」と言われたら「なぜ高いのか?」さらに質問を繰り返して掘り下げる
・インタビューは相手に自分のまとまっていない思考が整理できたと感じてもらうこと。
・仮説思考、今ある情報から仮説で空パッケージ(空のページ、骨子)を作成してしまう。
・資料は帰納法か演繹法で作成する。(帰納法は調査に時間がかかる)
・プロジェクトの最初に貯金をして信頼を得るのが、プロジェクト成功の近道
【得たもの?やってみること】
・プロジェクトの最初に貯金をして信頼を得る。(最初が肝心)
・仮説思考をやってみる。
・インタビューは質問で掘り下げる。
【感想】
仮説思考、論点思考等の他の著書とかぶる部分は多く、主張もおんなじ、当たり前だけど。
全部いきなりはむりだけど、部分的には、自分の仕事に取り入れていきたい。 -
内部監査の定義に、コンサルティングが含まれているけど、それを度外視しても、コンサルティングの基本と監査は相通じるものがある。
外部のプロコンに監査ができるかは別として、業務執行しない、当事者でないことによる情報非対称性など、似たところも多い。それに、外部の専門家を有効に活用するうえでも、コンサルティングのプロの基本行動様式を知っておくことは重要。
仮説思考やら論点思考やら、内田さんの本はいくつか読んでますが、文字通りコンサルティングの考え方がやさしく書かれてます。個人的には、お酒が飲めない内田さんなりのスタイルに二重丸がついてました(5年前の2010年に読んでます)。 -
後半は一気に読んだ。
組織を改革するうえでの方法・セオリーも書かれている。
「コンサルタント」的なところのある仕事をしているすべての人に勧められるビジネス書。 -
有名コンサルとの対談では生身のコンサルワークと取り組む姿勢について学べる。内田氏の顧客を戦友と考える姿勢やプロジェクト後のフォローアップを大切にする姿勢にはひどく共感する。普段業務を取り組んでいると、人が集まる営業はまめなつながりを大切にしている。他方、コンサルの分析スキルについて、網羅的に記載してあることがありがたかった。
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ある意味基本がずらっと書かれているだけかもしれないが、基本に忠実で何度も読み返したい良書。