- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777516155
作品紹介・あらすじ
Linuxはソース・コードがすべて公開されてはいますが、ドキュメントはほとんどなく、また、メーカーのサポートもないというのも事実です。そのため、Linuxを製品として適用する場合には、まず「Linuxカーネル」の仕組みを理解しなければなりません。「Linuxカーネル」の世界は奥が深く、実に高度な技術が多用されています。そこで本書では、カーネルを理解する上での基礎知識となるトピックを取り上げ、ソースコード・レベルで解説しています。
感想・レビュー・書評
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システムコールや割り込み、PCI、デバイスドライバといったあたりの Linux カーネルの動作に関する解説。プロセス管理やメモリ管理は無い。
ソースコードを軸に解説されており、かなりわかりやすい。結構難しく、理解しきれていないところもあるので要再読。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルのとおり、Linuxのカーネルについて解説している。非常にわかりやすい。でもさすがにPCIのあたりになると???だった。また実際にドライバを開発したりするときに再読したい。
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LinuxカーネルのI/O関連のコードについて解説していく内容。デバイスにフォーカスしたという点ではあまり類書が無く、参考になる。実際にPCIデバイスのコードに手を入れるときは、PCIの規格書などを参照しないと書けないので、この本はとっかかり。LinuxのロックAPIについては、まとまっていて良かった。
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Linux from scratch とかやってから読んだ方が良さそうだけど、本書で取り扱ってるカーネルバージョンが2.6系と古いので今後読む機会はなさそう。
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Linux カーネルのソースコードの扱い方から始まり、x86 PC ハードウェアの基礎が丁寧に書かれていて、とても良かった。
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カーネルビルドの仕方、gcc、カーネルの機能・・など、ログやソースコードを掲載しつつ、優しく説明している。
Linuxカーネルの内容を全て網羅している訳ではないが、初学者にとっては読みやすい。オライリー本よりこっちから始めた方が敷居が低そう -
隠れた名著。なんであまり評価されなかったのか不明。ハードの解説から始まり、GCCの使い方まで含めてとにかく懇切丁寧に説明されている。カーネルハッカー目指す人間が、まず最初に読むべき本であるでしょう。